秋葉原のHaswell深夜販売行ってきました。Sandy Bridge・Ivy Bridgeの時に比べると、さすがに急激な性能向上が期待できないとあって、以前ほど人は多くは無かった。が、我先にと意気込んで購入する人はまだまだ健在。そして自分もその一人だったり、、CPUもマザーボードも、その選択にはものすごく悩んだ。何しろPCを組む目的が無かったから(笑
とりあえず、ゲーム機は間に合ってるし、普段使い用としてはi5-3570Tを使っていて、不満など微塵もない。サーバー機はAtom D2700とかCeleron C1007Uが、これまた不具合もなく仕事をこなしてくれている。なので、今回は完全に趣味の世界へレッツゴー。
Haswellの特徴と言えば、
- 省電力。特にアイドル時
- グラフィックス機能の強化
加えて、新たに加えられた拡張命令AVX2によってエンコードが若干早くなるらしい。グラフィック機能は兎も角、省電力とエンコード速度については是非とも体感してみたい。
選択したCPUはi7-4770T。4C/8Tのi7なのだが、Tが付く超省電力仕様。
Intel Core i7-4770T | |
コア数 | 8T/4C |
動作周波数 | 2.5 GHz (Turbo Clock: up to 3.7 GHz) |
グラフィックス周波数 | 1.2GHz |
リソグラフィー | 22nm |
最大 TDP | 45 W |
店頭に行ってみると、なんとi7-4770Tとi7-4765Tが同価格。TDP10Wの差を取るか、定格動作周波数0.5GHzを取るか・・・。悩んだ末、今回はi7-4770Tをチョイス。
次にマザーボード。ASUSとGIGABYTEは、Wi-Fiが付く高級高額マザー、ASRockだけがWi-Fi無しのシンプルモデルも出している。ITXとは言えデスクトップ。無線は基本的に使わないし、予算の兼ね合いもあったので、ASRockのH87M-ITXを選択。
ところで、店に入って掲示してある価格表を見てみると、ASRockのZ87E-ITXとH87M-ITXが同値の記載が、一方はWi-Fiが付き、チップセットもZ87、もう一方はほとんど何も付かず、チップセットがH87なシンプル仕様。店員に質してみたところ、”あれ?なんで?”と冷静を装いつつ、青い顔してました。案の定記載金額を間違えていたらしい。店員さん達、大慌てで価格記載ミスの修正してました(笑
ASRock H87M-ITX | |
メモリー | DDR3 1600/1333/1066 MAX 16Gbyte |
VGA Output | D-sub DVI-D HDMI MAX.resolution 1920*1200 60Hz |
Audio | 7.1ch Realtek ALC892 |
LAN | Qualcomm Atheros AR8171 |
リアパネル | PS/2 Mouse/Keyboard, eSATA, USB2.0*2, USB3.0*4, etc |
その他小物部品を揃え、構成は以下の通り
- 【ケース】 Antec ISK-110 VESA
- 【CPU】 Intel® Core™ i7-4770T
- 【MOTHER BOAD】 Asrock H87M-ITX
- 【COOLER】 Noctua NH-L9i
- 【MEM】 DDR3-1600 8GB×2枚
- 【DRIVE】 CSSD-56T128NHG5Q
- 【TDP】 45W
- 【アイドル消費電力】 14W
→ さらにISK-110とi7-4770のベストマッチの設定(あくまで独断)はこちらへ
心配していたNoctua NH-L9iとマザーボード上のコンデンサやVRMのコイルとの接触干渉は無し。ただしATX12V4pinの電源コネクタとクーラーから飛び出たヒートパイプの先の接触には注意を要する。場合によっては、クーラーを180°向きを変える必要が出てくる。180°向きを買えた場合、今度はメモリーのヒートスプレッダに接触することもありうる。MINI-ITXは色々気を遣う(笑
【干渉状況・その一】:ソケット周りのコンデンサ等も背が高くなく、クーラーと干渉することは無い。見た目ギリギリなのだが、Mini-ITXで組もうとすると良くあること。問題無し。【干渉状況・その二】:さらに、VRMのコイルとクーラーのクリアランスも紙一重で接触無し。これもNoctua NH-L9iで組もうとすると良くあること。問題無し、、
【干渉状況・その三】:思わぬ難関!ATX12V 4pinコネクタとクーラーから飛び出たヒートパイプの先がくせ者。これもMini-ITXで組もうとすると、、、
【干渉状況・その四】:写真では当たっているように見えるが、コピー用紙を隙間に刺してみたところすんなり抜き差し可。クーラーの個体差によっては干渉もあり得るので、その時はコネクタ側をヤスリでほんの少し削ってあげよう。このマザーボードが Noctua のCompatibilityListに載ってくるのか微妙な状況。( ̄  ̄!)
【組み込み状況】:配線はなるべくマザーボードに掛からないよう周囲に押し込んであげる。
【完成】:今回はCPUクーラーのファンはクーラー付属のものを利用。92*92*25mmへも無加工で換装可能。
ほぼ同じ仕様の2.5inchHDDを一つだけ多く装着したH77M-ITX i5-3570Tでアイドル時21Wであったので、数Wではあるものの消費電力は低くなっている。
同じワットチェッカー、ほぼ同じ環境で計測しているので誤差では無いはず。まあ、たかが数Wと言われればその通りなのだけど、確かめられずには居られない何かが自作の路にはある。