組 立 編
普段はぶっきらぼうな面をした ISK-110 VESA を使っているのだが、今回 Mini-ITX としては初めて浮気してしまった。別に ISK-110 VESA に飽きたと言うわけではなく、あれはあれでいつまでも愛し続けるつもり。言うなれば、ISK-110 VESA は本妻。ただ、たまには別の具合の出来のケースもいいかなと・・・。浮気心では決してない!男にはわかるはず!えっ?
このケース、どんなものかと言うと、従来のケースのようなモノコックではなく、複数の板を重ね合わせ、板と板の間をボルトで間隔を開けながら接続した構造となっている。
そう言えばメーカーである In Win は、パイプを使ったフレーム構造のケースを以前出していた。In Win は最近レーシングカーのシャーシーデザイナーでもスカウトしたのかとマジメに考えてみたり。デザインは好みによるものだが、僕的には気に入っている。とにかくその構造自体にも大変興味が沸く。
中身は買い換えたものではなく、とりあえず ISK-110 VESA に組み込んでいたものをそのまま流用。H87M-ITX だと、コネクタ位置がフロント側に集中しているためか、どうしても配線が偏った箇所に集まってしまう。 24pin のメインコネクタがマザーボードの上側にあるタイプだとバランス良く配線出来るかもしれない。
と考え、ちくっと別途 H77M-ITX で組んでみたが、今度は 24pin メイン電源のハーネスが短く、メモリの真上を横断することになる。せっかくのガラス側面パネルなのに、なかなか綺麗に配線を纏めるのは難しい。
気を取り直して続き
ドライブは、2.5inch シャドウベイが2カ所、そして光学スリムドライブ用ベイが1カ所設けられている。光学ドライブは使わないので、コネクタごとベースからはずしてしまった。
組んでみての感想とか気付いた点
左右の化粧板を除いて、ケースの剛性は充分にある。ガラス側面板を装着すれば、さらに剛性は上がる。ただし、側面化粧板を装着するための SBB スペーサーは板一枚あたり 4 カ所しかなく、やや心許ない。
H87M-ITX の場合、12V4pinコネクタがマザーボードの左上に位置し、ケース付属のケーブルだと届かなかった。しかたなく、今回は 4pin延長ケーブルを使った。
クーラーはサイドフローであれば高さ 67mm まで装着可能。トップフローの場合、側面板ギリギリまでの高さのクーラーを取り付けると、エアを吸い込めなくなる。サイズ製 SAMUEL17 とか、Thermalright製 AXP-100 がベストマッチだろうか。
クーラー編
H-Frame mini(IW-CA02ITX)に装着可能なクーラーは高さ 67mm が限界。トップフロータイプだとさらに制限される。がしかし、簡単且つ安価にその制限を取り払う事が出来る方法を紹介。
右が付属の SBB スペーサーで高さ 20mm。順に 25mm、30mm、一番左が 40mm。(全て呼び径 3mm)。全て使うわけではないが、一応3種類の長さのスペーサーを秋葉原のラジオデパートでそれぞれ 4 本づつ、計 12 本を 960円で購入。
実際に装着してみて。これはケース標準の SBB スペーサーを取り付けたところ。
こちらは最も長い 40mm の SBB スペーサーを取り付けたところ。
極端に長いスペーサーを付けるとさすがに違和感があり、せっかくのデザイン性を損なうことに・・・。ただし、実際に高さのある大きなクーラーを装着すると雰囲気が変わってそれなりに悪くない?なんてことも考えられそう。
SBB スペーサー長が 25mm もしくは 30mm のものであれば、それほどデザインを損なうことなく、より高さのあるクーラーを取り付けられる。
ガラスの化粧パネルを取り付ければ、剛性的にも問題無いと思われ、発熱の大きいCPUを搭載されたい人は是非お試しを。
電 源 編
ここでは、H-Frame mini(IW-CA02ITX)に組み込まれた電源を見ていきたいと思う
電源は、ケースフロント寄り、縦に装着されている。冷却ファンは排気。負荷ではなく、温度上昇を感知して回転数を制御しているようだ。
型式は IP-AD180-2。形状は In Win オリジナル規格。小型ながら 80PLUS BRONZE。出力 180W。
まずは効率について。テスト環境は以下
- 【CPU】 Intel® Core™ i7-4770T
- 【MOTHER BOAD】 Asrock H87M-ITX
- 【COOLER】 Noctua NH-L9i
- 【FAN】 XINRUILIAN RDL9025SBK-PWM 92x92x25mm 2,000rpm
- 【MEM】 DDR3-1600 CORSAIR VENGEANCE LP 4GB×2枚 1.35V(低電圧型)
- 【DRIVE】 CSSD-56T128NHG5Q
- 【OS】 Windows8 64bit
C6-C7-ステート:Enabeled、モニタ(HDMI)、LAN GbE、マウス、K/B接続アリ、 ワットチェッカー読み
電源 | アイドル時 | OCCT負荷時 |
H-Frame mini 付属 180W | 14 W | 65 W |
ISK-110 VESA 付属 90W | 9 W | 70 W |
やはりアイドル時消費電力は圧倒的にACアダプタのほうが小さい。一方負荷時は 80PLUS BRONZE なりに頑張ってる。
続いて騒音。
ACアダプタと比較するのもあれだけど、それにしても爆音。立ち上げ直後から、び~~~~~~っとかなり耳に付く音を発生。負荷を掛けて温度が上昇するとさらに惨いことになる。取り付けられているファンは、ADDA 製の AD0412MX-G70 で、40×40×10mm 4800rpm!。より大口径のファンを取り付けるスペースは無いため、交換するなら同サイズとなる。
コンセプトからして、このケースは机の下の足下とか、別室ではなく、机やテーブルの上など、人が操作する場所に近いところに置かれるはず。電源自体が、ケース前面寄りに位置し、そのケースもほぼ開放型。ファンは机に座っていると、丁度顔の高さ位置することになる。もう少し騒音については配慮してほしかった。デザイン重視と言われればそれまでだが、固執するあまり使用感が低下しすぎるのも考えものだ。と、まあ、電源に関してはかなり辛口な評価。
この電源は、ケースにネジ 3 本で固定されていて、取り外しは簡単。空くスペースはかなり広く、ACアダプタの DC-DC 基板が余裕で入る。また、配線なども収納できる。注意すべきは、電源の筐体自体がケース全体の剛性を保つのに役立っていること。電源はずして使う場合は補強が必要になることもあり得る。そのうちに換装する予定。
★ACアダプタ買うのを躊躇されている方は、H-Frame mini の電源ファン交換実施をお勧めします。交換は簡単。
★クーラー交換、窓付きアクリル側面パネル取り付け、LEDファン取り付けによる見た目アップ!等々、H-Frame mini(IW-CA02ITX)改造編はこちら。
※本記事は、以前(7月13日~15日投稿)【組立編】【クーラー編】【電源編】別々に投稿していた 3 つの記事を、内容そのままに 1 ページにまとめたものです。以前投稿した記事はmysqlデータベース破損の為、非公開設定いたしました。