H-Frame mini(IW-CA02ITX)は、付属電源のファン(ADDA 製の AD0412MX-G70)から、かなり耳障りな音を発する。電源としての基本性能は充分なのに、非常にもったいない。最初、この電源はもう諦めて、AC アダプタ化しようかと思っていたのだが、一応 安価で済ますことが出来るファン交換を試みた。
電源を分解してみた。分解は、2 カ所のネジを取り外し、あとは力業!。中のコンデンサは一応 105℃ 品。ヒートシンクの形状は Seasonic のそれに似ている。が、Seasonic の OEM 品かどうかは判別付かない。ファンはシンプルな 2pin ケーブル。
ファンケーブルを辿ってみると、基板の 2pin コネクタに接続されている。ケーブルを切って、半田でつなぎ直すか、コネクタピンを抜いて接続し直すか・・・
一応、3pin → 2pin の変換ケーブルを準備していた。これが、またスッポリとはまる。
購入したファンはこれ。XINRUILIAN 製の RDL4010S。比較的静音と言われる XINRUILIAN 製のスリーブベアリングにここは期待。
購入したファンとの比較
型式 | サイズ | 回転数 | ノイズ | 軸受 | 風量 |
AD0412MX-G70 | 40×40×10mm | 4800rpm | 22db | HyPro | 5.0CFM |
RDL4010S | 40×40×10mm | 4200rpm | 17.7db | sleeve | 4.52CFM |
結果はと言うと
効果絶大。AD0412MX-G70 が、負荷の低いアイドル時でも、び~~~~~~っ と耳障りな音を発していたのが、RDL4010S に換えたところ、50cm も離れればほぼ音を感じ取れない程度まで低下した。逆に、以前は電源ファンの音にかき消されていた、CPU クーラーファンの音が気になり出した。静音スパイラル突入の兆し。一応、電源ファンの騒音低減と言う目的は果たせたようだ。