大型長財布どれがお好み?どれが良い?

投稿者: | 2015/09/13

大型長財布3種世の中カードで溢れてる。

キャッシュカード、クレジットカード、様々なポイントカード、定期券に免許証。キャッシュレスだし、ポイント貯まるし、良いことばかりだ! などと最初は考えていましたヨ。しか~~し。気づいたら財布の中身がカードだらけ。便利ですよ~。無料で発行しますよ~。ポイント貯まりますよ~。と心に強く響く絶妙な誘惑には勝てず、今日も一枚GET・・・\(>o<)/

ここで一考。なんて事ぁない。実はお札が減った分カードが増えただけ。入れ替わっただけ。そしてその入れ替わったカードは、日本全国どこでも共通で使えるものではなく、店店、場所場所によって使い分けなければならない。

こう考えると日本銀行券って凄いね。などと極々当たり前のことを当たり前に考えられなくなって、閃きの如く感動する自分に対し、呆れかえって思わず一人吹き出し笑いをしてしまう。

さて、今回はそんな新種のカード地獄に陥った人物(俺)の財布のお話。写真の3つの大型長財布は、左から

  • コルボ(CORBO)のブライドルレザーを使ったラウンドファスナー長財布
  • ワイルドスワンズ(WILDSWANS)のサドルプルアップレザーを使った大型長財布WAVE
  • エッティンガー(ETTINGER)のブライドルレザーを使ったラウンドファスナー長財布

クール・ビズが普及し、仕事でも上着レス、ネクタイレスとなった。以前は夏でも上着を着ていたのでカード入れととして2つ折り長財布を使っていた。しかし、今は2つ折り長財布を入れる上着の胸ポケが無いのだ。居場所が無くなった財布はどこへ行くかと言うと、カバンの中。長くない普通の2つ折り財布をケツポケへ・・・。でも良いのだが、カード地獄シンドロームに陥った者にとっては詰め込めるカード枚数が少なすぎる。

そこで大型長財布の出番である。ここに挙げる財布はほぼ同じ程度の大きさなのだが、それぞれ使い勝手や特徴が異なるので簡単にレビュー。

見たり感じたりすることを文章にすると、どうしても誇張しがちなものになってしまう。感動が大きければそれはさらに大げさな言葉遣いとなり、読者にはステマ的な印象を与えてしまう。正確に評されず、それがさらに正しく伝わらないとなると、レビューされるアイテムにとってはとても迷惑で失礼な事なのかもしれない。と思いつつも、自分の文章の表現力の乏しさ故で、仕方がないことと諦めている。
と言うことで、あくまで簡潔に、わかりやすい言葉を選んでのレビューである。

CORBOのラウンドファスナー長財布

コルボ(CORBO) ブライドルレザー ラウンドファスナー 長財布 外観まずはコルボ(CORBO) ブライドルレザー ラウンドファスナー 長財布。コルボ(CORBO)は超有名とまではいかないが、創業が1998年の歴とした日本の皮革製品ブランド。

表革は英国J&E Sedgwick(セジュウィック)社製ブライドルレザー。内装は伊国Carlo Badalassi(カルロ・バタラッシ)社製バケッタレザー。ファスナーはYKK。外寸:縦10cm×横19.5cm×マチ2.3cm。

ブライドルレザーは牛革の中では、最も堅く、最も伸び縮みしにくい部類の一つ。強度的に期待できないファスナーが取り付けられた布製の部分を挟み込む革は、やはりそれなりの強度がほしい。ラウンドファスナータイプの財布に用いられる表革は色々あるが、やはり厚めのブライドルレザーが合っていると思う。

コルボ(CORBO) ブライドルレザー ラウンドファスナー 長財布 内側一般的なラウンドファスナー長財布と異なり、片側の蛇腹マチが無い。これにより、外周ファスナーをあけた時、大きな開口が得られる。お札も取り出し易い。

内側の小銭入れの両脇に計3つのポケットがある。ラウンドファスナー型は大きな収納が特徴だが、財布内を整理しずらいのが欠点。お札をこのポケットに収納できるので、非常に助かる。と言うか、この財布を選んだのは、この内部ポケットの多さに惹かれてのこと。

ただし、使ってみてわかったことが一つある。小銭入れ両側のポケット部は、深さが足りなくて、一万円札だと頭が少し飛び出る。お札が傷付く。改善してほしい個所である。

コルボ(CORBO) ブライドルレザー ラウンドファスナー 長財布 コバ必要十分な処理が施されているコバ。(ヘコミは、使用中についたもの)。余程の事故が無い限り剥がれたりはしないであろう。ファスナーも充分な幅を持っている。

ファスナーは銀色。使っていくうちに磨かれていく両側面の表判が銀色に輝きだす頃になれば、このファスナーが似合ってくる・・・はず。個人的好みとも言う。

コルボ(CORBO) ブライドルレザー ラウンドファスナー 長財布 ステッチ財布の角を思いっきりぶつけているのがバレバレの写真である。(泣)コバの形状からすると、ネンがほしいところか。

コルボ(CORBO) ブライドルレザー ラウンドファスナー 長財布 カード取り出しラウンドファスナータイプの欠点。それはカードを取り出すときに、ファスナーに当たって、傷つけてしまうこと。カードは最上段には入れないようにするのが吉。

・・・・・外観は極めてオーソドックス。使用している革もファスナーもそれなりに有名で信頼性のある部材を使っていて手を抜いていない。その上で、内部は他メーカーに見られないひと工夫がなされている。一言で言うと日本人好みの財布。フォーマル、カジュアルどちらにおいても使いやすい財布である。

WILDSWANSの大型長財布WAVE

WILDSWANS (ワイルドスワンズ) 大型長財布 WAVE (ウェイブ) 外観WILDSWANS(ワイルドスワンズ)は1998年に創業の日本の日本の皮革製品ブランド。ブランド名であって社名では無い。コルボ(CORBO)と創業年が同じか。ここでは同ブランドの大型長財布 WAVEのレビュー。

革は白国Masure(マシュア)社製サドルプルアップ。ファスナーはYKK エクセラ。外寸:縦9.8cm×横19.2cm×マチ2.5cm。

サドルプルアップの”サドル”は馬具のサドルに由来するらしい。同じ馬具として用いられてきたブライドルに比べると(ブライドルにも色々あり、正確に言うとここでは上のコルボ(CORBO)で使用しているセジュウィック社製のブライドルに比べてである)表面は柔らかい。爪の先でちょいとこすると傷が付く。

がしかし、擦り傷や切り傷でなければ、使っていくうちに勝手に盛り上がり、ある程度までは自然に修復される。それにしてもびっくりするくらい厚い革。なので折り曲げ部分や、ステッチの入った部分はものすごく引き締まった固さとなっている。しなやかな革を使っているものの、財布全体の形状の保持力は、この革の厚さゆえ充分保たれている。

特徴的なのが、ダブルホック留めのフラップ。ホック留の頭は敢えてフラットなものを用いず、ホック留を覆っている表皮を内から持ち上げる形となって出っぱる。WILDSWANS (ワイルドスワンズ)のフラップ型財布の特徴であり、シンボルと言うところか。

WILDSWANS (ワイルドスワンズ) 大型長財布 WAVE (ウェイブ) 内部続いて中身。コルボ(CORBO)のラウンドファスナータイプと異なり、小銭入れ両サイドにはポケットは付いていない。その代わり、前・背面のカード入れの外側に一万円札が充分に入る高さと幅を持つ実用的なポケットが備えられている。さらに圧巻なのは、小銭入れである。小銭入れにも一万円札がスッポリと収まる。レジ前で財布を開いたときに、少ないお札の数を後ろに並んでいる人に見られたくない時に重宝する。

また、ラウンドファスナータイプと異なり、カードの出し入れもスムース。

WILDSWANS (ワイルドスワンズ) 大型長財布 WAVE (ウェイブ) コバ恐ろしく念入りにに研磨され、綺麗に磨かれたコバである。このような丸みを持たせたコバ形状を持つため、ネンはいらない。ちなみにこのコバ、個所によっては 2枚重ねた 500円玉硬貨よりも厚い。(笑

WILDSWANS (ワイルドスワンズ) 大型長財布 WAVE (ウェイブ) 縫製返し縫とはっきりわかる写真。にも関わらず、しっかりと革に食い込み、摩擦による糸の破断を防いでいる。ステッチカラー焦げ茶色。

・・・・・フラップ型で、開閉もワンタッチ。左手で財布本体を持ち、フラップを右手で開け、右手の小指側手のひらでフラップを押さえつつ、カードやお札を抜き取る。この一連の動作が流れるように行える。紹介している3つのうちで一番使いやすい。そしてものすごく丈夫。

黒く染められた革のエイジングは色の変化を伴う事は少なく、あくまで輝きを増すことのみに尽きる。コードバンほど繊維が微細ではないため、真っ黒な車のボディのような光の反射とはならない。ラメパウダーを塗したような輝きを発する。この辺りは好みの問題。

欠点と言えば使用されているサドルプルアップ革が非常に傷つきやすい事。様々な考え方があるが、自分は、あまりに多い擦り傷や切り傷はエイジングとして認めていない。さて、傷だらけになる前にキラキラと光輝く表相を得ることが出来るか。

ところで、WILDSWANS (ワイルドスワンズ) は、同じ形状を持つ財布で、様々な違った革を使った製品を出している。
傷が気になる人には、シュランケンカーフ革を使った財布をお勧めしたい。非常に柔軟(悪く言えば腰がない)で、傷が付きにくく、付いても目立たない。普段使いに最適。一方でほとんど経年変化がなく、面白味が無いと評する人もいる。革製財布に、その経年変化に価値を求める人には、サドルアップやクリスペルカーフがお勧め。ずぼらな自分の場合、次にこの形の財布を購入するときは、シュランケンカーフかな。

ETTINGERのラウンドファスナー 長財布

エッティンガー(ETTINGER) ラウンドファスナー 長財布 外観最後は海外メーカー製のラウンドファスナー長財布。他の2種と違って、色はネイビーである。並べると明確にわかるが、単体で持ってると、ブラックと間違う。くらいに濃い紺色。エッティンガー(ETTINGER)は創業者名で、1934年に創業した英国の著名な皮革製品ブランドである。英国伝統のブライドルレザーを素材にした製品が多い。また、英国王室御用達(ロイヤルワラント)のメーカーであることでも有名。外寸:縦10.5cm×横19cm×マチ2.5cm。

そんなメーカーがつくったラウンドファスナー財布がこれ。エッティンガー(ETTINGER)社のブライドルレザーを使った財布には、極限まで薄く削ぎ落とした皮革が使われている。非常に軽い。悪い言い方をすると重厚感が全く感じられない。特に先の日本のメーカー2種の財布を見たあとだと尚更らそれを感じる。

コルボ(CORBO)にしろ、ワイルドスワンズ(WILDSWANS)にしろ、その製品は長きに渡り大事に使い続け、傷が付こうが、色が変わろうがそれを味として受容することが前提の製品。一方、エッティンガー(ETTINGER)の製品は、大事に扱い、傷つけず、長きにわたりその形や色をそのままの状態を保って使い続けていく製品。と表現すれば良いのか。見て、触って、自分はそんな風に感じ取れた。

なので、購入して最初に手に取った瞬間、これは自分は使えないなぁ~。ってことで、すぐにお蔵入り。それと、今でこそ円安で高価だが、以前は二万円台で購入出来た代物である。

詳細を見てみよう。

エッティンガー(ETTINGER) ラウンドファスナー 長財布 内側内側は鮮やかな黄色。今ではどこでも見られるが、内側と外側で大きく色を使い分けた財布を作ったのはエッティンガー(ETTINGER)社が最初。

過去に、これほど大きな変革をもたらしたにも関わらず、内部の構造は至ってシンプル。何かしらの工夫もされていない。英国人の頑固の見せどころか。

ファスナーは本体と同色で極標準的なもの。少しお金を足せば、YKKエクセラファスナーも選べる。

この財布の使いづらいところは、この鮮やかすぎる色に尽きる。財布を開いた瞬間この色である。目につく事この上無い。目をつけられる=ほんの少ししか入ってないお札の枚数が見られてしまうのである。実は構造が華奢な事以上にこれが嫌で、買い替えた、、。

エッティンガー(ETTINGER) ラウンドファスナー 長財布 内側ヘリは折り返しである。薄い革を使っているからこそ可能。

濃紺の財布に、真っ黄色のファスナー引き手。小さいながらも目立つことこの上無い。

エッティンガー(ETTINGER) ラウンドファスナー 長財布 内側表判はきめ細やかでサラサラ。

そう言えば、鼻を近づけても皮の臭いが感じられない。多分、コーティングされている。

・・・・・何と言えば良いのだろう。

多分、日本の職人さんは、絶対に作らない財布。な気がする。イギリスにも様々な財布メーカーが存在するが、同じブライドルレザーを使うにしても、ここまで薄く削ぎ落とした皮革を使うのは稀である。ブライドルレザー本場のイギリス。その地の老舗メーカーであるエッティンガー(ETTINGER)社の製品である、多分、財布に対するブライドルレザーの使い方としては正統なのだろう。

使っている革は非常にきめ細かく、一目でその品質の高さがうかがえる。側面の皮革表面を指で押してみると、まるでクッション材が入ってる?が如くフカフカである。視覚からも、触覚からもその柔らかさを感じる。


基本財布は嗜好品。使い勝手で選ぶも好し、デザインで選ぶも好し、メーカーで選ぶも好し。どんな財布でも、自分で見て、触って、使いこんで納得出来るものを使うのが正解。所詮財布は嗜好品。選択の基準など、人それぞれなのだ。
さて、次回はこれらとセットで持ち歩いてるミニ財布についてのレビューにしようか・・・。



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