数年に一度、あるいはトラブルが生じない限りは当分行わない操作。そんな作業がいくつかある。ネットボランチDNSサービスの設定・登録もその一つだ。
ここのURLを見てわかるように、このWEBサーバーはネットボランチDNSを利用させていただいている。(※2016/08/29:http://rarak.aa0.netvolante.jp/blog/ から / へ移転したため、「利用していた」の表現が正しい。)ルーターメーカーのYAMAHAから、そのユーザーを対象に無料で提供されているサービスである。
この設定操作は、ルーターが故障するか、ルーターのコンフィグを誤って設定しない限り行うことは無い。が、物忘れが激しいこの頃・・・。念のため備忘録としてここに書き留めておく。尚、NetVolante-DNSの信頼性については、こちらに記載。興味ある人はどうぞ。ネットボランチDNSは自宅Webサーバー用途に使っても大丈夫?
参考となるYAMAHA公式サイトURL
さて、ここでの記述は、あくまで自分用。マルチセッション接続で、pp2側にネットボランチDNSを割り振るときのためのもの。このサイトにおいでいただいた皆様の参考になるかどうかはちょっと微妙ですのであしからず。
このWEBサーバーのネットワークはYAMAHAのRTX1200で管理されていて、そのRTX1200は2つのプロバイダに接続されている。マルチセッションである。写真はその接続状況。LAN1はローカル、LAN2はWAN側、LAN3はこのWEBサーバーが接続されている。
マルチセッションで接続されているため、ネットボランチDNSサービスもWEBサーバーを接続しているpp2に対して登録してあげなければならない。通常はpp1なはず。
なので、下に示す設定登録方法のpp select 2やpp2の部分はシングルセッションである場合、pp select 1やpp1となる。←ココ注意
RTX1200の場合、管理画面上からコマンドを入力する便利な機能が付いている。TELNETで接続する必要などないのだ。
実行ボタンを押すと、別窓で入力画面が開く。ここにコマンドを打ち込んで実行ボタンを押せば、そのまま即反映される。
設定登録方法
1.サーバに登録済みのホスト名を確認
# netvolante-dns get hostname list all (Netvolante DNS server 1)
未登録の時は何も表示されない。
登録済みの場合は次のように表示される。(pp2にrarakが登録されている時の例)
# netvolante-dns get hostname list all (Netvolante DNS server 1) PP02 rarak.aa0.netvolante.jp
2.ホスト名を登録する
# pp select 2 pp2# netvolante-dns hostname host pp rarak pp2# netvolante-dns go pp 2 (Netvolante DNS server 1) [rarak.aa0.netvolante.jp] を登録しました
3.ルーターコンフィグへ反映
# pp select 2 pp2# netvolante-dns hostname host pp server=1 rarak.aa0.netvolante.jp save
4.IPアドレスが変更された時に自動更新
# pp select 2 pp2# netvolante-dns use pp server=1 auto save
5.登録の確認
# pp select 2 # show status netvolante-dns pp (Netvolante DNS server 1) ネットボランチDNSサービス: AUTO インタフェース: PP[02] ホストアドレス: rarak.aa0.netvolante.jp IPアドレス: xxx.xxx.xxx.xxx 最終更新日時: 2014/02/25 01:26:07 タイムアウト: 90 秒 (Netvolante DNS server 2) ネットボランチDNSサービス: AUTO インタフェース: PP[02] ホストアドレス: IPアドレス: 最終更新日時: タイムアウト: 90 秒 #
6.登録済みのホスト名を削除(pp2に登録されていたホスト名を削除)
# netvolante-dns delete go pp 2