しばらくDIY関連話題が増える予定。色々なものを自分で作り、少しずつDIYが面白くなってくると必ず欲しくなるのが作業台。やりはじめの頃は自室の机の上で作業し、その上で金槌叩いたり、線をケガいたり・・・。すると、どうしてもキズやヘコミが付いてしまう。ネットを検索すると、DIYを楽しんでる方々が、それぞれ様々な工夫を凝らし、オリジナリティ豊かな作業代を自ら造り上げてるのを見つけることができる。そして自分がいま使っている作業台と言えば、ホームセンターで一つ1,000円で買ってきたスノコをちょい高くした踏み台2つ、、やっぱこれは作るっきゃない!
作業台の製作条件
っと勢いよく決心したは良いが、作業台を設置出来る工作室などはもちろん無い。今まで何か作業をするときは、ベランダもしくはその下のガレージでちまちまと行っていた。色々見渡してみても作業台を置くスペースと言えば、ベランダの柱とブロック塀の間のわずか500mm程度の隙間のみ。当然ベランダによる雨よけは期待できず、そこに設置してしまうと風雨にさらされることとなる。作業台を屋外で使えるようにするにはとんでもなく高級な材料が必要。これは即断念。
写真は先日購入した物置(イナバ物置製のMJN-195EP。外形寸法1950<幅>×1903<高>×510mm<奥行>)で、既に荷物が目一杯詰め込まれている。ネットで安く買える折りたたみ式作業台さえ置くスペースは無い!と言うか、このサイズの物置があと3つ程ほしいくらいこの他に荷物がたんまりある、、
まあ、あれこれ考えていても仕方がないので、とりあえず条件を出してみた。
- コンパクトでスペースを取らない(本当はデカイのが欲しい)
- とにかく丈夫(これはガチ)
- 余計な機能はとりあえず無し(本当は色々な機能が欲しい)
- 安価(貧乏バンザイ)
- 簡単に作れる(これもガチ)
とりあえずこんなものか。
作業台の骨格作り
で、試作したベースと言うか骨格がこれ。極めてシンプル。外形寸法は640(幅)×840(高)×392mm(奥行)。柱4本と台座にL3×40×40mm、その他にはL3×30×30mmのアングルを用いた。木工メインでモノを作る人は、まず金属アングルなどは使わない。何しろ、ノミやノコギリで作業している最中、誤ってアングルに当ててしまうようものなら、それこそ見るも無惨な結果が待ち受けているから・・・。
とりあえず、これに天板なりを取り付ければ一応作業台としては使えそう。使った材料は、L3×40×40mmが4.72m、L3×30×30mmが4.36m。ボルトナットを除いた重量は14.56kg。天板、棚板を組み付けると約20kg程度となる見込み。アングルで組んでいるため、強度はお墨付き。多分小型の自動車を載せても大丈夫。
本当はボルトナットで組むよりも溶接したほうが楽なのだけど、試作だし、バラバラになるボルトナットで組んだ方が後々改造し易いし。と言うのは言い訳で、本当は溶接はまだ練習中で下手くそなのだ。(笑
ところで、なぜこの外形寸法になったかと言うと、写真のように物置内に格納可能で、且つ元々置いてあったスライド丸鋸とリードバイスがそのまま収納出来るサイズなのだ。物置の内寸間口700mm、奥行400mmにピッタリ収まる。写真の試作作業台の脚の下にあるのはエアコン室外機用樹脂据付台。作業台本体をこれ以上高くすることなく、リードバイスを格納する高さを得るためのもの。
作業台の骨格製作過程
さて、話が前後してしまうが、ここまでの製作過程をば。街中自宅でDIYするに当たっての最大の懸念事項は騒音。手持ちの機械の中で電気カンナに次ぐ騒音を発するのが、アングルを切るときに使う高速切断機。これを使うときは一応隣近所に事前に挨拶、、時々仕事で出張行ったときに手土産を渡しておくとなお良い。隣近所との付き合いは大切に!
ボルトナットでアングル接続するときに一番大事なのがこの工程。とにかくケガキを正確に十字に当て、センターにポンチを打つ。ポンチ位置さえしっかりと印しておけば、ボール盤は自然にそのポンチ位置にキリを運んでくれる。正確な位置に孔をあけないと、出来上がったものが菱形になったり台形になってしまう。
今回、L3×30×30のアングルにはM8、L3×40×40のアングルはM10のボルトナットを使った。キリはそれぞれ8.4mmと10.5mmを用いた。鉄製アングルに孔をあけるとき、自分の場合は、6mm以下であれば下孔はあけない。それ以上の孔径の場合は、最終の孔径のほぼ半分のサイズの下孔をあける。なので今回の下孔は、それぞれ4mmと5mm。写真は下孔をあけているところ。
孔を沢山あけてあるのは、後々何かに使えるかなと、とりあえずあけているだけ。今のところ何も考えていない。まあ、軽量化にはなるかな。(笑
ハァハァ、孔あけ200本ノック完了。
(今日2014/01/19はここまで、天板周り、足回りはまた後日。次回につづく・・・)
骨格に木工バイスとレベルアジャスターを装着
2014/01/26追記
先週の続き。前回製作した骨格に多少手を加えてみた。内容は以下の通り。
- 天板を乗せる骨格の最上部に L3×30×30mmのアングル3本を追加。強度アップ。さらに長手方向のアングルと同一面上となるようその上に FB3×38mmのフラットバーを乗せた。天板を取り付けた時、より一体化してくれるはず。
- 骨格最上部のアングルに、L3×30×30mmのアングルを重ねて取り付け、擬似チャンネル化。クランプ掛けが楽になるはず。
- 木工バイスの装着。使ったことが無かったので、なんとなく付けてみた。木工用の作業台にはほぼ漏れなく付けるらしい。使ったことが無いので今のところその効用は未知数。どちらかと言うと、作業台の見栄えが上がることを期待(笑
- レベルアジャスターの装着。設置場所を問わず、常に水平を保てる。
- その他軽微な変更。
と、言葉では判りづらいので、いつも通り写真をば。
天板を支える追加した3本のアングル(L3×30×30mm)は端をボルトで接続。その上にフラットバー FB3×38mmを重ね、アングルにM5の皿ネジでとも締めした。
フラットバーはアングルと同じで厚さは3mm。これで天板を支える鋼材は同一面となる。
作業台の上に置いてあるプレススクリューは、板の貼り合わせに使っていたもの。作業台に利用できないか考え中。まだ白紙状態。
装着したバイスは、ナベヤのHW150。木工バイスとしては小型の部類。重量は2.8kg。これより大きなバイスはほとんどが重量10kg超え。総重量20kgそこそこの作業台にはこのサイズがベストと思われる。made in JAPANと刻印されている。
バイスの底面にはM6のボルト2本で作業台に取り付けられる長穴加工が施されている。
作業台の側面固定用の穴は、写真の通り丁度アングルと天板の境付近にあけられているため使用不可。仕方なく、バイス背面にM6のタップを新たに立てた。タップを立てた部分の板厚は5mm。ボルトが締めにくい位置にあるので、ここは六角穴付きボルトを使うが吉。
この取付け状態だと、作業台骨組みの上面からのバイスの上端部分の飛び出しまで26mm。天板の厚さとしては30mmがベストかな。
なお、バイスは写真のような右端の他、中央、左サイドにも移動、装着出来るようアングルに穴をあけておいた。同時に2台のバイスを取り付けることも可能。
使いやすい作業台の条件の一つに、クランプ掛けのしやすさがあげられる。今回、各辺にアングルを上下逆さまに追加し、擬似チャンネル化した。これにより天板端面でのクランプ掛けが楽になる。また、締め付け力の強いクランプにも負けないように、擬似チャンネルの内側に小さなアングル片を挿入した。
設置する場所はガレージを予定している。が、これが曲者で、かなり水勾配がついている。そのため、作業台の脚部にはレベルアジャスターを取り付けた。下端がゴムで、若干の首振り機能も付いていて、ボルトサイズもM10で強度も充分。アジャスター1本の耐荷重能力は250kgにもなる。ただ、これから取り付けるであろう天板の厚さが30mm、今回このレベルアジャスターを取り付けると最低でもプラス25mm高くなる。元々の作業台の高さが840mmなので、全体としての高さは895mm以上・・・。4本の柱のカットは最後に考えることに、、
(今日2014/01/26はここまで、次回につづく・・・いよいよ天板に突入か)
アングル磨き、、
2014/02/16追記
先週の続き。仕事で丸々一週間福岡へ出張し、金曜日の晩に帰ってくるつもりが都内が大雪のため羽田空港がほぼ閉鎖・・・。無駄な一泊をあちらで過ごしてしまった、、
さて、今まで作業台は物置に収納することを想定して組んできた。が、作業台を物置に入れ込むと、収納スペースがわずかながら減ってしまう。収納庫不足は当分抜け出せそうに無いし、そうなると屋外へ置くこともあり得るか。ここに来て当初の予定を変更。
とりあえずその備えとして、骨組みに関しては屋外でも長期耐え得る塗装を施すことにした。
これは、ローバル製のジンクリッチ塗料。溶融亜鉛メッキに近い防錆効果が得られるとか。亜鉛含有量が96%と記載されているが、96%の亜鉛粉末が残りのわずか4%の塗料溶剤に分散するなど、まずあり得ないので、96%と言うのは多分塗布乾燥後のことなのだろう。
ちなみに使うのは初めてである。ローバルのジンクリッチ塗料にはいくつかバリエーションがある。今回は最もオーソドックスで歴史のあるRを選択。作業台なので、特に見た目は気にしないのだ。
ジンクリッチ塗料をアングルに塗る際、注意点が一つ。ミルスケール(黒皮)をしっかりと除去しなければならない。通常の錆止め塗料の場合、剥がれそうなミルスケール(黒皮)箇所を錆と共に軽く研磨する程度で問題無いのだが、ジンクリッチ塗料は素地に塗布するのが理想となる。前処理としてはかなり厄介、、
黑皮を剥がすため、グラインダーのディスクを色々試してみた。写真右上は一般的な鉄用砥石。これだと削り過ぎてしまう。左上はリップ溝形鋼の内側の錆を落とすときに使っていたワイヤーホイール。ワイヤーをよってあるので、それなりに剥がすことが出来る。しかし、接触面積が狭いため効率が悪い。左下はごく一般的なカップブラシ。これだと黑皮の表面が研磨されツルツルになるだけで、黒皮そのものを剥がすことは困難。右下はサンドペーパーが円盤に多数貼り付けてあるタイプ。これがベスト。削り過ぎることもなく、黒皮を効率よく剥がせる。粒度は手元にあった#60と#80を試してみたが、#60のほうがディスク自体の持ちも良く、削る速度も速かった。
研削する前とディスクグラインダーを使って研削した後。塗装するのでポリッシングまでは行わない、してはいけない。
思ったより研削に手こずり、塗装まで行かなかった。次回は塗装かな。ところで、いつになったら天板装着出来るのだろう・・・
骨格の塗装(ローバル)と天板準備
2014/02/23追記
先週の続き。予定通り塗装から。ジンクリッチ塗料の塗装仕様書を見ると、2回塗りで最終膜厚80μm以上で仕上げると書かれている。塗装間隔は60分at5℃、40分at10℃。現在の外気温は8℃なので、まあとりあえず60分間隔で塗ることにした。
油性塗料にしろ水性塗料にしろ、通常2回塗りする意味はピンホールやカスレの除去と膜厚の確保が主な目的。ジンクリッチ塗料だって同じだぁ~~とばかりに塗り進めていくと・・・
上塗り開始してビックリ。最初に塗ってほぼ乾いていたはずの塗料が、上塗り塗料に溶け出す。ちょっと力を入れようものなら地金が見えてしまう。
むむむっ!溶剤に弱いのか、はたまた塗料に含まれる溶剤そのものが強いのか。ジンクリッチ塗料は、他の塗料とは異なる特性を持つっぽい。塗るコツとしては、膜厚をある程度確保しつつ均一になるように塗布。若干垂れても刷毛を再び運んであげれば修復可能。防錆効果は、膜厚に比例するらしいので、ここは慎重に且つ丹念に。
して、塗り終わったのがコレ。組み立てる前に1回塗り、組み立てた後にさらに塗った。計2回塗り。色は塗布直後は黒に近い灰色。1分も経たずに乾きはじめ、白に近い灰色と化す。時が経つにつれ、やや濃い灰色になっていくらしい。
ジンクリッチ塗料は、柔らかいと言われるが、3ヶ月以上経った時の硬度は鉛筆のH相当となる。通常の樹脂塗料がH~2H位なので、極端に柔らかいと言うほどではない。
そして念願の天板を仮置き。天板は30mm厚の合板。手前と奥とに2つに分け、間にクランプ装着の為の溝を入れてみた。丸鋸の通り道にもなる。溝幅は30mmなので、フラットにもなるよう後日30mm角の木材を入れる予定。天板裏に鬼目ナットを埋め込めば、ボルトで止めることも出来る。早々取り外すことも無いだろうと、今回は裏から皿頭の木ネジで止めることにした。
天板の裏にはスガツネ製のアジャスターベースをネジ止め。M12の雌ねじが切ってある。作業台にあいた穴に差し込むだけでテコの原理でクランプ自身を固定する製品が販売されている。確かにワンタッチでクランプ出来て便利なのだが、台の上で叩き作業するとどうしても振動で緩んだりはずれたりしてしまう。木工作業だけならともかく、金属加工をするときはネジを切ったボルトで確実に固定するのが安全。
一応、天板は軽く塗装する予定。合板にサンダを掛けると見た目とは裏腹にかなりツルツルな手触りとなる。表と裏、さらに側面。ついでに角の軽い面取りもこれで。
製作に取りかかってから既に1ヶ月以上が経つ。思ったより簡単だったような、思ったより手こずったような・・・。まあ、DIYは商売ではないので、時間などは気にしない。次回は天板の塗装。そして完成。の予定
天板の装着
2014/02/27追記
「小さな作業台を自作しよう」最終章。体調崩し、やや微熱中。これ書き込んだら速攻寝る、、
最終章作業内容
- 塗装
- 天板装着
- クランプの使い心地確認
- 屋外保管用カバーの検討
合板の接着剤にも悪影響を与えないとメーカーwebサイトに記載があったので、結局塗装は余っていたキシラデコールを使った。色はチーク。脚がグレーなので、明るい色にしたかったのだが、手持ちに無かった。まあ、数ヶ月経つと濃いグレーに変色するらしいので、それまで様子見。
装着した木工バイスを使って、早速天板の溝にはめ込む木材の加工をしてみた。木材は余り物のWRC(ウエスタンレッドシダー)。鉋掛けがすこぶる楽。なかなか使い心地は良い。
はめ込んでみた。それにしても色がちぐはぐ(笑)。あと2本位溝があれば、ミルフィーユに。それにしても色がちぐはぐ(再
天板裏側はこんな感じ。クランプ止め用のM12アジャスターベースは天板裏側に3本の木ネジで止めているだけなので若干強度不足か。要改善箇所リストにうp。
骨組みは過剰なほどガッシリ。最初は単純な構造だったのだが、考えて色々付加させたらこうなった。
もう一本製作し、こちらは9mm厚の合板に8mmダボで合体。8mmダボは天板側から穴をあけ、接着剤も付けず、ただ叩き込んだだけ。結構しっかりくっついてくれている。
こちらは使い捨て(?)荒作業用天板。油を含んだ部材とか、金属削り加工用。その他何でもあり。こんな芸当は小型の作業台だからこそ出来る技。
なんとなくこちらがメイン天板になる気がするが、きっと気のせい。
そして、今回の作業台の特徴である”どこでもクランプ”の使い心地は如何に!
クランプは天板としっかりボルトで固定されていて、締め付けるとワークは微動だにしない。とりあえず合格か。このあたりは小さな作業台ならではってところかな。
右上にクランプしてある端材はイタウバ。屋外デッキ材として良く使われている。多分、こんな木材を用いれば、屋外作業台が作れるのだろう・・・・。
屋外設置に向けての対策と高さ調整
さて、塗装(実は夜な夜な部屋で塗っていた。と言っても一塗り15分程度。)は除いて、小一時間ほどでここまで来た。作業台を物置に収納する元気が無い。力が出ない。そして、今日は雨。
とりあえず、こんなものでカバーしてみた。ちょっと大きめな収納ボックスの蓋で、ホームセンターで1,000円特売してたもの。価格が価格だけに素材はペラペラ。端材収納に使っていた。
こちらは収納ボックスの本体。大雨の時はこれか。天板さえ雨に当たらなければどうと言うことはない。
物置にしまうことなくこのままで良い気がしてきた(笑
ついでに高さ調整。こんな事もあろうかと、前もって50mm毎に穴をあけておいた。まずは50mmカット。全部バラして、高速切断機を準備するのは大変なので、脚を付けたままディスクグラインダーでカット(笑
一般的な作業台の高さは、と言うか、ワークに対する作業高さは 身長 ×2 +50mmが基本とされている。
ただし木工作業の場合、道具の高さ、例えば丸のこやノミなどの道具を使うので、その分の高さを差し引くこととなる。
大量に切断するのであれば高速切断機が楽だけど、数本なら充分ディスクグラインダーで行ける。この後塗装して高さ調整完了。とりあえず845mmまで下げた。作業台の高さは重要で、特に低すぎると腰を痛める。しばらくこの高さで使い、様子を見ることに。
やっと完成。総括したいのだが、それはまた後日で、、今日はここまで。
屋外作業台の利点
敢えて室内ではなく、屋外に設置出来る作業台を製作してみて感じるところ、
- 開放感がスバラシイ
- ホコリを気にせず作業が出来る
- 作業台の4方向から作業が出来る
- 長モノを扱っても壁を傷つけない
一方、デメリットとして
- 雨の日に作業できない
- ご近所様から白い目で見られる
- 近所のガキが興味津々で近づいてくる
- 作業台の痛みが早い
- 夏は暑すぎ、冬は寒すぎる
自分としては、屋外設置の作業台は、授かる恩恵の方が圧倒的に多く、製作して良かったと思っている。作業台のすぐ側に工具類が収納された物置があるのも良い感じだ。
掛かった費用
2014/02/27追記
項目 | 数量 | 費用 |
アングル、フラットバー | L3×40×40mm、L3×30×30mm、FB3×38mm | 7,600円 |
ボルトナット | M10×4set、M8×40set、M6×4set、他ワッシャ | 1,000円位 | レベルアジャスター | M10 70mm 亜鉛メッキ | 1,280円 | 天板 | 30mm 合板 | 2,400円 | その他木材 | WRC 2×4材 | 600円位 |
金属部塗料 | RovalR 1kg | 2,000円 |
木部塗料 | キシラデコール 0.7リットル | 2,500円 | 木工バイス | ナベヤ HW150 | 5,600円 | クランプ部材 | スガツネ アジャスターベース 12mm×8 | 320円 | その他 | 4mm木ねじ、8mm木ダボ | 500円 | 合計 | 23,800円 |
※手持ち材料が相当量ありましたが、それらは除外せずに列記してます。
使用した道具とか
踏み台型作業台、ボール盤、高速切断機、ディスクグラインダ、リードバイス、タップ、丸鋸、サンダ、鉋、インパクトレンチ、各種ドライバー、スパナ、メガネレンチ
費用の半分近くを木工バイスとクランプが占めている。ちょっと冒険しすぎた感、、機能を付加するとどうしてもお金が掛かってしまう。このサイズで単純なアングル架台+天板の作業台ならば、10,000円掛からないと思う。
購入したアングル類は相当な量余っている。天板用の合板も中途半端な切れ端が余っている。塗料もまだまだ半分以上残っている。多分、この作業台の1.5~1.8倍程のサイズが製作出来るくらいの部材の量を購入したことになる。端材はまた何かの折りに利用しよう・・・。
当初の条件であった
- コンパクトでスペースを取らない
- とにかく丈夫
- 余計な機能はとりあえず無し
- 安価
- 簡単に作れる
に対し、欲を出して3項と4項についてクリアならず。他は100点満点中90点位。メンテナンス(天板の張り替え、金属部のタッチアップ塗装)すれば軽く20年以上は使用に耐えるはず。
変態カバーを付ければ、屋外設置も可能。悪くない出来!な気がしてきた。
ここまでお読みいただき、有り難うございました。また機会があれば何か作ってみたいと思います。「小さな作業台を作ろう」編はここまでです。m(__)m
<おまけ>
天板にワークを固定して、太いボルトのネジ締めをしたり、堅い木の鉋掛けを行うなど、大きな力を加える作業をすると、作業台が小さく重量もそれほど重くないためにどうしても作業台ごと動いてしまう。
しょうがないので、ガレージコンクリート床に何カ所かグリップアンカーを打ってみた。作業台の脚横フレームに10mmボルトで2箇所止めてみると・・・・。全く微動だにしない!持ち上げようとしても地球を持ち上げようとしてる感覚。
当方は、DIYでねじ止めのクランプ付きの作業台を自作中の者です。
たまたま、ネットで情報を集めておりましたところ、行きつきました。
情報をいただきたいのですが、写真にある、M12径のアジャスターベースを利用している黒い棒状のバイス、ペグは市販されているものでしょうか、それであればメーカー、名称、価格など、自作であれば作成方法など。
よろしくお願いします。
タキザワさま、こんばんは。
こちらは、イマオコーポレーションのミニアジャストストッパーとクランピングスクリューで、その名称で検索すると情報が得られると思います。結論を先に言いますと、全くお勧めできません。
元々は工作機械でワークを固定するためのツールなのですが、使い勝手側悪いとのことで、知り合いから譲っていただきました。
ただし、この作業台に組付けてみたものの、スクリュウを締めこんでいくと、ワーク(写真では板材)が浮き上がってしまい、実用には耐えませんでした。なので、現在は物置の奥深くに放置してあります。
工作機械用のジグとして、浮き上がり防止機構が付いたクランプが市販されていますが、高額なため手が出せません。と言うか、そこまで必要に迫られてません。
板材を上面に突起物無く固定したい場合は、片側をバイスピンで固定、反対側を木工バイスで挟む方法があります。自分はそうしてます。
以上、ご参考までに。今後ともよろしくお願いいたします。
タキザワ ヒロシ
早速ご回答いただきありがとうございます。
当方も、自作でクランプを作成いたしましたが、ワークが浮き上がり、思うような結果が出ておりません。何か良い方法が無いものか、とのことでお尋ねした次第です。
アドバイスありがとうございました。
お気に入りねじ止めクランプ探しの旅に再び出発いたします。