昨年12月中旬に、10年来使っていた椅子のヘッドレスト付け根が壊れた。本来椅子なるものは実際に現物に座って、その心地を確認した上で購入すべきものなのだが、近所にある島忠に行ってみてもゴッツイソファーとか、これまた分厚い皮製のモゴモゴしたものしか展示されていない。PCを違和感なく快適に操作する環境にはどうしても合わない。
そうなると、懐の薄っぺらい財布の中身と相談しながらネットへ探索の旅に出ることになる。当然、その座り心地など判るわけもなく、頼るのは実際に購入したユーザーのレビュー。
そう、またやってしまった・・・ネット購入での罠。こんな事例どこにも書かれてなかったのに
2013/12/10に購入して一週間も経たずに背もたれにひび割れが発生。リクライニングすると体がブリッジ状態になる。さすが、”人間工学に基づいた多機能”な椅子。兎も角、椅子に座ってまじめなことを考えている最中にいきなりブリッジなどはしたくな訳で、応急処置としてアングルとフラットバーを背もたれの表と裏に当て、ボルト締めで補強。
アングルの補強が効いてるので、何とか普通にリクライニングは出来るようになる。が、部材に使われている樹脂パーツの強度が弱く、椅子の下半身部分がやたらグニャグニャする。
そして約3.5ヶ月後(2014/03/2)に事は起こった。夜中にPC操作していたらいきなり椅子の脚部1本が折れ、その拍子に体ごと床に倒れ込む。さらに着地時に別の脚部に変な力が掛かったらしく、脚部2本目が破損。何となくこんな日が来るとは予想していたが、ここまで脆いとは、、
購入後、敢えてチェックはしていなかったが、破損箇所を見る限り、壊れて当然的な設計。弱いところと、補強してある箇所の強度差が極端なのだ。力が加わるとどうしても境界部分に応力が集中してしまう。
「わずか3.5ヶ月で椅子をここまで破壊するとは、ブログ主恐ろしや」などとは考えてはいけない!言っておくが、自分の体型がお相撲さん並に大型な訳ではなく、日本人としては極々標準的。
さて、椅子が無いと何も作業が出来ない。娘が小学生低学年であった頃に使っていた木製椅子を借りてみたものの、長時間作業には耐えられない。事は急を要する。
そして今回の失敗を踏まえ、購入したのがコレ。
オカムラ製作所のバロン(Baron)!
敢えてもう一度言おう、オカムラ製作所のバロン(Baron)!。買ってしまったのだ。
椅子など、上を見ればキリがない。その中で最も確かな座り心地を提供してくれるとの評判から選んだ。よく比較されるのがハーマンミラー社のアーロンだが、ここは迷わず国産品を。
横から見てわかるように、椅子の土台部分はほぼ全て金属製。重心は限りなく下方で、持つともの凄く重たい。大型天体望遠鏡の赤道儀を連想させる。微細なガタも許さない構造。
座下から2本の金属スレームが両サイドから伸びて背もたれを支える。1本フレームと違って堅牢そのもの。
脚部はキャスターを除いてこれまたALL金属製。折れるなんて事はあり得ない。
前の椅子が比較するのもおこがましい位あれだったので、今回は一言。
長期、長時間使う椅子はやはり良い物を。安心感、疲労感が違います。