リモワの 2輪スーツケースにサボテンダーの傾きを。
写真のアイテムは、スクウェア・エニックスのゲーム、ファイナルファンタジーに出てくるネタモンスターであるサボテンダー。と、リモワのスーツケース トパーズ 32L 2輪キャビントローリーの下半身。
ファイナルファンタジーで遊んだことのある大抵の人は、このモンスターに痛い目に遭わされているため、サボテンダーをマスコットモンスターと呼ぶには、少々抵抗がある人もいるのでは無かろうか。新しいファイナルファンタジーが出る都度、こいつに初めて遭遇する際はかなり緊張する。それだけ攻撃力のある痛いモンスターなのだ。
さて、サボテンダーのマスコット的な要素の一つがこのコミカルなポーズ ┌|”|」。これは走っている時の姿ではなく、サボテンダーにとっての自然体。
このいかにも走り出しそうな姿をなんとかリモワの 2輪キャビントローリーに投影せんが為に小細工をすることにした。
と言うのも、先日、走行音を低減させるために、純正のホイールをインラインスケート用のウィールに交換したところ、ホイールの直径が 4mm程大きくなったために、静止時の傾き角度が浅くなってしまったのだ。
写真の左がホイール交換前。右が交換後である。
ほんのわずかな傾きの違い。にもかかわらず、自分には、どうしてもこれに納得出来なかった。何しろ、リモワの 2輪キャビントローリーの静止時は、やや傾きがあったほうがスタイル的に恰好良い。と思う。一度気になり出すと、気になって気になって仕方が無くなる。
定番のゴム足を装着してみる。
こちらは、リモワの 2輪専用に発売されているゴム足。
純正固定脚の爪の先に取り付け、爪の先の傷み防止が主な目的である。
また、今回のように、ホイール径を変えてしまった時の傾き調整にも使われている。
取り付ける場所は、この爪の先。爪は樹脂で出来ていて、先端内側は空隙となっている。
ここにゴム足を手で押し込むこととなる。ゴムのサイズは緩くもなく、そして手で押し込めないほどきつくはない。ゴムをある程度深くまで挿し込んだ後に、ケースを立たせて上から体重を掛けてあげると際奥まで押し込むことが出来る。
装着完了後の写真である。爪の先端から、2mmほど飛び出す。ホイールの半径が丁度 2mmほど増えているので、ホイール側が高くなったその分をこちら側はゴムの突き出しでバランスを取る事となる。
ゴムは消しゴムとまでは行かないが、それなりに柔らかく、使っていくうちにすり減ってくる。夏場は特に減り方が早い。突き出し量が減ったら、一度取り外して内側の際奥に厚さ1~2mm程度の両面テープを張って付け直すと良い。
ただ、何度もそれを繰り返すものではなく、一回限りに留めておいた方が良い。ゴムがはずれやすくなってしまう。
この素晴らしいスーツケースに傾きを。
サボテンダー師匠とまではいかないが、それなりに傾いていることがわかる。
ただ、この傾斜角は、市販モデルとほぼ同等。そして、頭の中に向かってサボテンダー師匠からはこんな囁き声が「まだ行ける。オマエならまだその先に行けるはずだ。」と。
自分としては、もう少し傾斜角を付けたかったところである。
と言うことで、近々スペーサーを奥に挿入するなどして、もう少し固定脚側を上げる予定である。
少々心配なのは、2輪の販売が終わり、当然の事ながらこのような特殊なアイテムの需要は減る。
そのため、パーツそのものの入手が困難になる可能性もあるわけで、予備も含めて購入すべきか悩み中。
2輪をお持ちの方は、なるべく早めにストックしておくことをお勧めする。
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