ダミープラグを使ってubuntu 20.04でモニターレスVNC

投稿者: | 2021/02/23

ubuntu 20.04のリモートディスクトップ開通作業

ubuntu リモートディスクトップ

操作に慣れて来たころに新たなバージョンがリリースされる。
ubuntuの場合、入れ替えは短い人で 半年に 1回、LTS版のサポート終了間際まで粘る人は 4~5年に 1回。そしてその都度新たな設定作業が待ち構える。

ubuntu 20.04は 18.04から VNC関連の大幅な変化は無かった。
LTS版ではないが、次にリリースが予定されている 21.04では、ディスプレイサーバプロトコルとして Waylandが前面に出てくる。
16.04から 18.04に移行した時も、Desktop が Unityから GNOMEに、ディスプレイマネージャーが LightDMから GDMに代わった事から、VNCの設定には苦労した記憶があり、X.Org(X11)に慣れてきつつあった自分には、Waylandの操作にかなり煩雑な作業を強いられそうで戦々恐々としている。

ダミービデオドライバではなくダミープラグを使ってみる

EVanlak製ヘッドレス用ダミープラグ3種

Ubuntu18.04でモニタレスVNCを設定した際は、ubuntuが稼働している PCに実モニターを接続しておかないと VNCビューア側に画面が表示できなかったことへの対策として、ダミービデオドライバをインストールして対処した。

ただ、この方法にも、記事への”かわい氏”からのコメントのご指摘のの通り、ヘッドレス化は出来たものの、実モニタを接続したときに画面に何も表示されないという欠陥があった。

解決策としては、ダミードライバーとビデオドライバーを同時に動作させ続けること。

これね、……何と言うか、キリがない。
こうしたことは大抵が一人作業で、一人でいる時間はその流れを掴む感覚をマヒさせ、気づいたら朝まで……と言うのは冗談抜きでよくあること。

もう……いいよね。私…頑張ったよね。もうゴールしていいよね。

で今回は、ubuntu 20.04への移行に当たっては、引きずり込まれる沼地を避けるべく、ダミープラグを使ってみた。
ダミープラグを使う事で、ダミービデオドライバのインストールが必要なくなり、やっかいな設定作業から解放されるのだ。

費用も決して高額ではないと思っている。
しがないサラリーマンであってもこの程度は、この位であれば女房殿の決済を取るまでもなく内緒で購入は出来るのだ。

ヘッドレス用ダミープラグ3種端面

ダミープラグなので、ケーブルの接続は無し。
写真は、EVanlakを中心に 3種の異なるコネクタタイプのダミープラグ。
4Kディスプレイは持っていないので、表示解像度は FHD(1920×1080@60Hz)用

マザーボード バックパネルコネクタ

こちら PCに組み込まれたマザーボードは Gigabyteの GA-C1007UN-Dと J1900N-D3V。 GA-C1007UN-Dは 2013年に売られていたボードでもうすぐ 10年。
ほぼ 24時間 365日稼働し続けている。

共に ヘッドレス化した ubuntu 16.04が動作しているサーバーで、この PCを ubuntu 20.04に入れ替えるついでにダミープラグを試してみた。

話が飛ぶが、何を隠そう、この WEBサイトは、もう一台ある GA-C1007UN-Dで稼働中。

HDMIダミープラグ取付け

ここは結論のみ。
HDMIプラグ、VGAプラグ、そして DVIプラグの全てが求めていた通りに機能してくれた。

HDMI、DVIそして VGA、どのダミープラグも刺しただけで、その先に FHD(1920×1080@60Hz)ディスプレイが接続されているものと認識される。

うむ。完全勝利である。

vinoを使ってubuntu20.04へのVNC接続の準備

ついでながら、サーバーの設定もメモ代わりに置いておく。

ubuntu上でのvinoの設定

VNCサーバーである vinoをインストール。

sudo apt-get install vino

vinoの設定は、
/ 設定 / 共有 / 画面共有 /を開いて、パスワード(8桁まで)を設定するだけ。

Vinoの通信を暗号化解除

Wndowsから接続する際は、通信の暗号化を無効化する必要があり、dconf内のフラグで解除する。

dconfはアプリケーションの設定データベースで、GNOMEが動いているシステムの場合、設定変更する機会は少なくない。
コマンドを使って編集する他、dconf専用の編集アプリケーション”dconfエディター”が使える。

sudo apt install dconf-editor

アプリケーション一覧から dconf エディターを起動し、
/ org / gnome / desktop / remote-access /の階層をたどり、
prompt-enabledと require-encryptionをOFFにする。

コマンドで編集するには次の2行。

gsettings set org.gnome.Vino prompt-enabled false
gsettings set org.gnome.Vino require-encryption false

必要にして最低限。サーバー側の作業はこれで完了。
簡潔であってほしい。と思ってダミープラグを使ってみたら、あまりにも呆気なく完了してしまった。

設定に数時間掛けていた分を、小皿に分けたイカの塩辛をあてに、ビール片手にダメ人間になる時間に費やす。
とても有意義な時間を過ごすことが出来た。






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