万双 一つ穴オーダーベルト到着、そして装着

投稿者: | 2015/12/12

お腹の直径(腹囲)が気になる年頃

万双 オーダーベルトつい先日、会社の健康診断を受けた。毎年の如く、身長、体重、視力、聴力、採血・・・と続き、最後に問診。この問診の際、最近ではお腹周りの寸法を計測される。メタボチェックである。そしてこの日この時に看護士曰く「お腹の直径測らせてくださいね~~。♪」直径・・・。直径・・・。一般に直径と言えば、円の径である。円とはすなわち丸。え~~~。俺様のお腹はまだそんなに丸くないぞ!とその時言いたかったのだが、ここは大人の対応を。潔く計測させてやった。まあ、直径ではなく腹囲が正解。

と言うことで、実は腹囲については心当たりが無いわけでもない。昔から使っていたベルトの穴位置がどんどんとずれていってるし・・・、昔穿いてたパンツはかなり前から穿けないし・・・。正直これ以上腹囲を増長させるとエライことになりそうなので、どうにかここで止めておきたい。そんな訳で、ツールを購入してみた。

オーダーベルトである。

写真は、万双のオーダーベルト。皮革はブルームが付いてるほうがブライドル、付いていないほうがシモーネである。店に行くと短い革のサンプルを見せてくれるのだが、いずれか一方を選べなかったので、二種類購入。片方は知り合い用。人柱になってもらうことにした。色は共に黒。

オーダーベルトを使用してメタボ抑制

万双 オーダーベルトブライドルレザーのブルームをブラシで落としてみた。シモーネのベルトには既に若干シワが寄っている。ベルトを腹に装着すれば、これも消えてくれる。シモーネはボックスほど早くはないけど使っていくうちにツヤが出てくる。ギラギラでもツルテカでもなく、大人びたツヤ。

一方ブライドルは、ゆっくりと変化。万双のブライドルの表皮は粗いと言われるが、事ベルトに限って言えば、その粗さが良い方向に味を出してくれている。どちらの部材を選んでも後悔はしない。ベルトは実用性のある革小物。なので、もう一本欲しくなるかは使ってみての結果次第。

万双 オーダーベルト裏革はご覧の通り。一般に売られているベルトと異なり、ハサミで切ることによる長さ調整は出来ない。オーダーベルトゆえの構造である。

万双 オーダーベルトそして今回は、思い切って一つ穴にしてみた。この穴は、店舗で商品を引き取りに行った際、実際にベルトを装着し穴位置を確認後、その場で孔けてくれる。ベルトの穴数は 1、3、5つから選ぶことが出来、通常オーダーベルトのの場合は 1つもしくは 3つである。今回の目的を完遂するには穴は一つ。一つにしないとツールとしての機能を有しない。

そう、すなわち現在の腹囲を維持しないと、このベルトを装着することが出来なくなると言う罠を敢えて仕掛けてみた。これぞ究極のお腹出っ張り防止ツール。正直この一つ穴ベルトを購入するのは勇気がいる。

とは言え、実は店舗に持って行けば、後日であってもその場で追加の穴は孔けてもらえる。先が楕円形のポンチで一突き。


一般に市販されているベルトには、通常、穴が 5つ。この穴のどの位置で止めるべきか?

正解は真ん中。真ん中以外の穴はベルトのデザインとしての穴。右端や左端で止めている人がいるが、正直もったいない。ベルトの長さはあくまでバックル側でカットすることにより調整するのが良い。真ん中の穴で止めるだけでも、見た目が全く異なってくるのだ。特に茶系のベルトは、穴が黒く目立つので、面倒くさがらずしっかりと真ん中で止められるよう長さを調整すべき。と、偉そうな事を言っているが、普段、食後にベルトをワンノッチ拡げている自分が悲しい、、、

装着した時の写真も撮ったのだが、理由はわからないが恰好良いショットが見つからなかった。それが腕によるものなのか、被写体によるものなのか、理由はわからないが、どのショットもベルトではなく、お腹の存在感が、、、。表題詐欺乙。

オーダーベルト 1年4ヶ月使用後のエイジング状況(2017/03/18追記)

万双 オーダーベルト 1年4ヶ月経過後のエイジング状況万双のオーダーベルトを使いはじめて 1年4ヶ月が経過した。実は平日の通勤は一貫してこれ一本を装着し続けてきた。

理由は、オーダースーツとの相性が抜群であったから。

ベルトの長さは、言うまでもなく体に合わせることが大切。、そして着るスーツのサイズも同様である。自分の体にジャストフィットするスーツに、自分のお腹の直径にピッタリなこのベルトを組み合わせると相乗効果が生まれ、とても快適になる。

気になるブライドルレザーのエイジングもご覧の通りである。買った当初のブルームは完全に剥がれ落ち、ツヤツヤになってきた。ちなみにクリームの塗布、ブラッシングなどのメンテナンスは一切行っていない。着用していれば自然に着衣で表面が磨かれていく。

万双 オーダーベルト 1年4ヶ月経過後のエイジング状況 コバ部分使い続けてていくうちに草臥れていく箇所は、コバ部分。特にベルトをバックルに通す際は確実にコバは金属部分に触れる。そのため、バックル周辺のコバが剥がれるのだ。剥がれると言っても深刻な状況ではなく、あと数年はメンテナンスの必要無い。気になるようであれば、毛羽立ち防止を目的にスリッカーで磨いてあげればよい。少しの剥がれであれば、逆に皮らしさが出て良いと言う人もいる。自分もそう。

1年4ヶ月経過し、最も驚いたのは、その丈夫さである。ベルトの伸びが少なく、ステッチの解れは裏表とも一切無い。一年以上使ってこの状態なら、多分 20年は保つのではなかろうか.それ程に丈夫である。




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