パパスショルダー(ミネルバボックス) 経時(年)変化の記録

投稿者: | 2015/12/08

パパスショルダー タバコミネルバボックスは伊国の バダラッシー・カルロ社(Badalassi Carlo srl)が製造している植物性タンニン鞣し革。ボックスの名を冠しているので当然シボ付き。色ツヤが非常に短い期間で変化する革として有名で、小物からバッグまで幅広い皮革製品に使われている。写真はそのミネルバボックスを使ったル・ボナー社(神戸市東灘区)のバッグ、パパスショルダー。

一言で言うと、肩に掛けてて非常に気持ちの良いバッグ。これはミネルバボックスのしなやかさから来るもので、シボが入った皮革は変幻自在にどの部位であってもストレス無く変形する。この変形により、体のシルエットにピタリと馴染んでくれる。なので、前掛けだろうが、後ろ掛けだろうが歩いていて、バッグが前後左右に体と別の動きをすることもなく、まるで吸い付くような一体感を感じることが出来る。

巷には、人間工学に基づいた形状などとカタログに謳っている様々な商品があるが、このバッグがそのような工学に基づいて設計されたものだとは思わない。一方で、設計していく中で偶然このような効果が得られる形状になった。とも思えない。多分、設計された職人さんの長年の経験によるたまもの。あるいは愛。

そんなバッグなので、買った当初からエイジングを記録していきたいなと考えていた。まあ、半年ごと程度の間隔で観察記録を取って行けば良いだろうと思っていたのだが、甘かった。思ったよりそのエイジングは早く進み、今回あわてて 2ヶ月後の写真を撮った。

こちらは購入直後の写真。色はごらんの通りタバコ。

パパスショルダー タバコ 2ヶ月後
そして、こちらがその 2ヶ月後の写真。まあ、おなじみと言えばおなじみの写真。表面にはツヤが出来、色もより濃くなっている。

メンテはから拭き(週に 1度くらい)と水拭き(2ヶ月間のうち 1回だけ)である。

とりあえず、このバッグの経年変化というか、経時変化の記録をこのページに随時アップして行こうと思う。
つづく・・・・




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