GA-C1007UN-Dは、Intel社製Ivy BridgeのCeleron 1007Uをオンボードで搭載したGIGABYTE社製のMini-ITXマザーボード。Celeron 1007UはSandy BridgeのCeleron 847の後継となるCPU。1007Uと847を比較するとこんな感じに。
Intel® Celeron® 1007U | Intel® Celeron® 847 | |
コア数 | 2 | 2 |
動作周波数 | 1.5 GHz | 1.1 GHz |
グラフィックス定格周波数 | 350MHz/1.0GHz | 350MHz/800MHz |
リソグラフィー | 22nm | 32nm |
最大 TDP | 17 W | 17 W |
CPUと内蔵GPUの動作周波数が若干ながら上げられています。Sandy Bridgeが32nmであった製造プロセスルールが22nmにシュリンクされた。TDPが同じ17W。一概には言えないが、性能を若干向上させつつも、消費電力は変わらずと言うところか。消費電力実測データはこちら
ところで、何の用途のPCかと言うと、最近のLinuxは機能、見た目アップの為か、Windows並のCPUパワーを求めるようになってきた。サーバー機では問題ないものの、作業用としてはそろそろAtomでは力不足。と言うことで、モッサリ解消PCを組むことに。
まあ、最初の切っ掛けはLANポートが2基積まれているPCが必要になったからなのだが、、
主なスペック
- 【ケース】 Antec ISK-100
- 【CPU】 Intel® Core™ 1007U
- 【MOTHER BOAD】 GIGABYTE GA-C1007UN-D
- 【COOLER】 GIGABYTE Original
- 【CPU FAN】 SCYTHE KAZE-JYU Slim 100x100x12mm 1,000rpm
- 【MEM】 DDR3 4GB×2枚
- 【DRIVE】 SYSTEM:CSSD-S6T128NHG5Q
- 【OS】 Ubuntu 12.04 Desktop
- 【アイドル消費電力】17W(モニタ、キーボード、マウス未接続。ワットチェッカー読み)
組み込みの際のポイント
- 標準のCPUクーラーファンは軸音が大きく、交換が必須。
- ISK-100の側面パネルに取り付けられているファンの真下にCPUクーラーが来るので、ケースファンを使ってCPUクーラーに風を当ててあげる。
- DVI端子が無いため、ディスプレイによってはDVI→HDMI変換コネクタが必要になる。
実際の組み込み
【組み込み状況】:マザーボードをそのまま乗せた状態。標準のCPUクーラーファンは軸音が大きく、要交換。
【位置の確認】:CPUクーラーのファンを取り外し、さらにケースファンを取り外してみると、丁度穴の真下にCPUクーラー見える。ここにファンを据え付ければ、CPUクーラーだけではなく、メモリ、DC-DC電源基盤、チップセットまで風を当てられそう。標準のケースファンだとクーラーまでの距離があるため、これを近づけるべく今回はファンも交換。
【ファンの準備】:今回取り付けるのは、厚さ12mmの100×100mmファン。SCYTHE製のKAZE-JYU Slim。
【その他必要な小物】:長さ30mmのネジと、それに合うワッシャとナットをこれだけ準備。ちにみに、ネジは皿ネジ。それと、別途ファンガードも準備。
【ファンの組付け】:ファンガードを側面パネルにネジとナットで内側から固定した後に、飛び出ているネジにさらに準備したファンをワッシャとナットで固定。内側から見るとこんな感じに。標準のケースファンに比べ、当然の事ながらファンの厚さ分12mm内側に出っ張る。がしかしファンとCPUクーラーの隙間は0.5mm程度確保されていて、接触も無し。