25年前のトタン波板が朽ち果てる前にやるべきこと
築 46年の我が家は現在いたるところでリフォーム中。
月に一箇所程度、不具合を見つけては修理。
先週も給湯器の水漏れ修理を行った。業者に頼むほどのことではないので、自分で何とかするしかない。この水漏れもそうだし今回の塗装も含め、そうした補修作業がいつ終わるともなく続く。
DIYやり放題入れ食い状態。
で、今回は給湯器の水漏れ修理の際に、家の裏に回った時に発見してしまったトタンの錆対策。
DIYの王道と言ってよい作業。
トタン波板の寿命は 15~20年と言われているけれど、我が家のこれは既に 25年が経過。ところどころサビが見られるが、寿命が尽きたとは言えない位には良好な状態。
ところでトタン波板の寿命ってどのような状態を指しているのだろうか。
錆が発生し始めた時が寿命なのか、穴が開いた時が寿命なのか。
いずれにせよ寿命が来て朽ち果てる前にやるべきことは一つ。トタン波板は再塗装することで延命を図ることが出来るのだ。
トタン波板のケレンにはマジックロン一択
グラインダーの先にカップブラシを付けて削るとか、ワイヤーブラシでゴシゴシ擦るとか。色々な方法があるけれど、薄板には部材に対する攻撃性が低いマジックロン一択。
さて、マジックロンの網目は荒いので、古い塗料の表層の大部分は残ってしまう。
なので、ナイロンタワシを使って表層を満遍なくこすってチョーキングを取り除いてあげる作業が必要となる。
ただし、チョーキングはタワシ類では取り切れないので、最終的には濡れタオルでこすって除去する。
ケレンはこれで終了。
サビの上からそのまま塗れる塗料一択
再塗装で最も大切な作業はケレンで、最も手間の掛かる作業もケレンである。
何時の頃からか、ケレン作業の手抜きを許してしまう塗料が売り出されている。
本当に大丈夫なのか。と疑心暗鬼になりつつも、ケレン作業で手抜きが図れるそうした塗料をどうしても選んでしまう。
ただし、そのまま塗れるとは言え、100%信じてるわけではなく、ケレンは全くしないよりは少しでもしたほうが良い。
ただし、手を抜かせてもらった。
と言うことで、こちらがマジックロンでケレンした際の錆発生個所の状態。
これ以上削ってしまうと薄くなって強度が下がったり、ピンホールが出来たりと錆以外の不具合が発生する。
今回はこのくらいで勘弁してやることにした。
今回使った塗料はアサヒペンの油性高耐久鉄部用。
サビの上からそのまま塗れる、サビドメ兼用の鉄部用塗料だ。
ペイントうすめ液は使わず、原液のまま塗布。
最近使った塗料の中では最も塗りやすかった。
家庭用塗料らしいと言うか、タレもしないしムラにもなりにくく一気に乾くこともない。一応速乾性と書かれているが、自分には丁度良かった。
気温 24℃、湿度 56%。来週は一週間丸々雨の予報なのでそろそろ梅雨入り。
一回目の塗装から、2時間経過後に 2回目の塗装を施し完了。
塗装し直せば何度でも蘇ってくれるのだろうか……