買い替えのタイミングを逃してしまいがちなプラスドライバー
家で使っているネジのうち、マイナスネジは緩める必要が生じた際になるべくプラスネジに交換してきた。なので、今ではほとんど使う事が無い。10年以上同じマイナスドライバーを使っているが、新品同様である。
最近、新たに何かを組むときは、なるべく六角穴付きネジを使う事を心掛けている。
六角穴付きネジを使う事で、舐める事を格段に減らすことが出来るのだ。
とは言え、まだまだプラスネジは主役であり、プラスドライバーは最も使う頻度の高い工具の一つである。
こちらはホームセンターなどでよく見かける VESSELのプラスドライバー。
ボールグリップタイプで、後端を手の平に当てながら回すことで押し付ける力が加わり、浮き上がりを防止してくれる。電工屋さんが好んで使うタイプで、確かに使いやすい。
長年使ってきたので、ドライバー先端の消耗が著しい。
プラスドライバーは押し付ける力を強くすることで、先端が消耗していても、なんとかネジを締め付けたり緩めたりすることが出来てしまう。
そんな訳で、どうしても買い替えのタイミングを逃してしまいがちななのだ。
国内メーカー品であればどれも遜色なし
こちらが新たに購入したプラスドライバー
同じ製品でも良かったのだが、気分転換に KTC製のドライバーを購入してみた。
同じデザインで、貫通型と非貫通型があり、こちらは貫通ドライバー。価格も数十円しか違わず、何となくお得な気がしてこちらを選んだ。
ただし、若干ながら重量が増す。いや、かなり増す。
マイナスドライバーと違って、貫通タイプが必要な場面は無いはずなので、どちらを選んでも良い。
先端が消耗したドライバーを使うとやたらと疲れる
消耗した先端の拡大写真。
左二本が新たに購入した KTCのプラスドライバー。右二本が今まで使っていた VESSELのプラスドライバー。
右二本は消耗、摩耗により先端部がやせ細ってしまっている。
ここまで消耗してくると、ドライバー先端と穴との接触面積が低下して、力を伝達しにくくなる。
舐めやすく、ネジを傷めてしまう。また、強く押し付けながら回す必要があるため、やたらと疲れる。
新品のドライバーを使い始めるとわかる。ネジは楽に緩めることが出来ることを。