ハイトゲージに取って代わられる
そもそも、イケールやスコヤ、あるいは Vブロックと直尺を組合わせることで代替できていた。
これが無いと仕事にならない。と言う代物ではなかった。
かく言う自分も専らハイトゲージを使っている。
多分、これが無くなっても困る人は多くはないはずのもの。
特に、300mmクラスの製品は、高機能、高精度でなければハイトゲージが安価に購入できてしまう。
近々生産中止を危惧される器具の一つである。
大菱計器製作所の尺立てホルダー(製造中止)
こちらは 25年ほど前に製造中止になった大菱計器製作所の尺立ててホルダー。
近所の金属加工屋さんから譲り受けたもの。新品同様である(汗
汎用の 300mm直尺が使えるタイプ。
直尺を取付ける際は、ベース面と直角になるよう、ガタが無いよう計 4本ものネジを締めこむ必要がある。
ガイドプレートが 250mm程度あり、取付ける直尺に多少のしなりがあっても取り付けられ、それなりの高い精度を維持できる。
さらに、ガイドレールとガイドプレートもネジによりしっかりとネジで固定される。ガタなど一切無い。
コンパクトタイプ。理研計測器製作所の尺立てホルダー
上の大菱計器製作所製の尺立てホルダーに比べると非常にコンパクト。こちらは、理研計測器製作所の製品。こちらも生産完了品。
取り付けられている直尺は専用のもので、ガイドプレートが短くて済むよう 3mmと厚く作られ、強度を保っている。
軽くコンパクトでとても使いやすい。
なお、現在入手可能な尺立てホルダーは、自分の知る限り新潟理研測範の製品だけである。
丈夫故に廃棄できない
尺立てホルダーの一般的な使い方は、トースカンの高さ調整。
トースカンもそうだが、こちらの尺立てホルダーも異常に堅牢で、多分錆びて朽ち果てるまで使えてしまう。
ハイトゲージは何度か買い換えたが、こちらはそれが無い。
ハイトゲージの予備として、とても貢献してくれている。
ただし、あくまで予備なので実際に使う事はない……