PCのBluetooth(ブルートゥース)接続が不安定に
どのバージョンの iTunesからだったのか、あるいはどの Windowsのバージョンからであったのか、PCのブルートゥース(Bluetooth)接続が不安定になった。さらに、iTunes起動時に「互換性のないBluetoothソフトウェアが検出されました」と怒られるようになった。
使っていた USBブルートゥース(Bluetooth)アダプタは、IOデータの USB-BT40LE。組み込まれているチップは Broadcomの BCM20702。WindowsXP時代にすでに使われていたチップでかなりの年代物。
今時のCSRチップのブルートゥース(Bluetooth)アダプタは如何に
「互換性のないBluetoothソフトウェアが検出されました」の対処方法がネット上にいくつか公開されている。ただ、それらを試してみたが、iTunesから怒られなくなるものの、不安定さは変わらず。さらに再接続の際にかなり煩雑な作業を強いられる。
さすがに嫌気がさし IOデータの USB-BT40LEの使用を諦めることにした。
代わって購入したのが、プリンストンのUSBブルートゥース(Bluetooth)アダプタ PTM-UBT7X。
パッケージには CSR社製チップを使用との記載がある。
CSRは、2014年に無線チップ大手の Qualcommに買収され、現在その傘下にある。また、ブルートゥース(Bluetooth)のワイヤレス通信で用いられる音声コーデック aptXの開発元として有名な企業である。一時は評判が良くなかった CSR製チップは、Qualcommの傘下になって以降、悪評は立たなくなった。
「互換性のないBluetoothソフトウェアが検出されました」と怒られなくなった。そしてaptX対応に
購入後、早速 USBポートに接続してみたところ、何の操作をすることなく認識してくれる。
もちろん、iTunesを立ち上げても怒られることはなくなった。不安定さの欠片もない。
さらに嬉しいことに、ブルートゥース(Bluetooth)イヤホンとの接続で aptXが使えるようになった。
なお、残念ながら aptX HDによる接続は Windows10が今のところ対応していない。
とは言え、 ブルートゥース(Bluetooth)イヤホンを接続してみると、いくつかの曲で SBC(Subband Codec)とは明らかに違いが感じられ、このサプライズは素直にうれしい。