聴き捨てならない音が出ないShureのイヤホンSE846

投稿者: | 2020/01/01

SE846。いずれこれにたどり着く

SHURE SE846 クリスタルクリアー

Shureのイヤホンを使い始めると、いずれほぼこれにたどり着く。
道は意外と近かったり、遠回りしなければならなかったり様々であるが、往々にしてこれにたどり着く。

実は家にはヘッドホンが無い。
音楽を聴いたり映像を視たりする時は、大抵フロアスピーカー。そして夜中であればこれを使う。

実は SE846は2セット持っている。
1つは家の中専用でヘッドホン代わりに、もう一つは外出用。生半可なヘッドホンより音が良いし疲れない。家の中と外、ケーブル交換が面倒くさくなり、2セットとなった。

通勤には 同じメーカーの SE215SEを持ち歩く。SE846は専ら休日のプライベートで出掛ける際に持ち出す。

自分のお気に入りを悪く言う奴は滅多にいない。それだけお気に入りなので、音に関しては言わずもがな。

SE846とSE215の使い分け

SE215SEと比較するとかなり差がある。出すべき音を出てくれる。SE215SEは時折聴き捨てならない音を出してくれやがる。
聴きなれた曲であれば、直前に思わず目を細め構えてしまう。大抵は演奏家が気合いを入れた渾身の一太刀に相当する箇所、あるいは繊細さを追求し必死に奏でた箇所である。

そう言う意味で、SE846は安心して音楽を聴いてられる。厳しそうな音を余裕を以て鳴らしてくれる。

ただし、厄介なことに モニター的なイヤホンなので、音が忠実に再現されてしまう。内部に組み込まれた BAドライバが優秀なだけに、いい加減に録音された曲は、そのいい加減さまでも再現されてしまう。
ほぼ品質が一定な 1つのアルバムなら良いが、好きな曲を詰め込んだプレイリストを聴く場合、中には手抜きな曲が入っていて、げんなりしてしまう場合が多々ある。

モニター向けのヘッドホン、イヤホンにありがちな現象。SE846が、どんな音でも逃さず再生するため、精神的なある種の聴き疲れに陥ってしまうのだ。

そんな訳で、長時間のリスニング時は、音質的に劣るはずの SE215を選ぶ。不思議に思われるかもしれないが、使用頻度は SE215のほうが圧倒的に高い。
こちらは何時間でも聴いていられる。

iPhone、スマートフォンで聴くにはブルートゥースイヤホンが必須となった

SHURE SE846 クリスタルクリアーとRMCE-BT2

外出中、手軽に音楽を聴けるツールと言えばスマートフォンあるいは iPhone。
そしてある時期を境に、それらから3.5mmイヤホンジャックが消え、ブルートゥース接続が必須になってしまった。

そりゃもうショック。
せっかく揃えたポータブルアンプが使えなくなる。新たにブルートゥース接続のワイヤレスヘッドホンアンプを購入しなければならない。

当時、この前のモデルの RMCE-BT1が販売されていたが評判は良くなかった。何しろ対応コーデックが Subband Codec(SBC)のみで音質の向上は見込めるはずもなかった。
色々な機器を試したみた。

と言うのが 3年ほど前。
そして現在。使っているのは Shureのワイヤレス イヤホンケーブル RMCE-BT2。

Shureのイヤホンにマッチするのはやはり Shure製だった。

でもね、でもね

でもね、実際のところ iPhoneで音楽を聴く音質の限界を感じてもいるのが本音。
同じ SE846 + RMCE-BT2の接続環境で、同じ曲を他社のオーディオプレーヤーに換えて聴くと、全く以て良い音なのだよ……つづく






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