ICレコーダーはオリンパスかソニーか
ICレコーダーと言えばオリンパスとソニー。2社のシェアの差はわずかで時々入れ替わったりもする。
オリンパスの ICレコーダーはソニーに比べ、より細かな設定ができ、どちらかと言うと玄人好み。一方、ソニーの ICレコーダーは簡略化されれた操作が特徴で、ほぼ自動でそれなりの録音が出来る仕様となっている。
最も異なる点は、マイクだろうか。オリンパスが指向性マイクであるのに対し、ソニーは全指向性を採用している。どちらが良いか一概には言えないが、やはりシーンに応じた設定がしっかりと出来る状況で使うのであれば音質はオリンパスが有利と言える。音楽など、音にこだわる録音が目的であれば、オリンパスの ICレコーダーを選んでいた。
ちなみに、この ICD-UX560Fを購入した当初は自分なりのオリジナルな設定をしようと試みたがいじってみたもものの、結局のところ録音先フォルダーの変更以外、初期設定に戻ってしまった。そんな簡便さがソニー ICレコーダーの良い所。
今回は、今まで使っていた ICレコーダーの買い換えであり、且つ、音楽録音をすることがない自分は、素直に今まで使っていた商品の後継品であるソニー製を選んだ。
旧型の ICD-UX523に大きな不満がなかったのだ。サラリーマンの必須業務である議事録作成の為の録音に使用していたが、音声も明瞭で、録音に失敗したことは無い
スマートフォンのアプリ利用も一つの方法だが、シーンによっては録音した音声が聞き取れなかったりと、不具合が多発。やはり専用機がお勧めだ。
ICD-UX560FとICD-UX565Fのどちらを選ぶかは,実質電話録音するかしないか
フラッグシップ機ではない、中堅どころのレコーダーである ICD-UX560Fシリーズには、ICD-UX560Fと ICD-UX565Fがあり、2機種で異なるのは内蔵メモリー容量と付属品。
メモリーは、別途より大きな容量の microSDHC/microSDXCを購入し、写真のスロットに挿すことでその差はなくなる。
付属品も ICD-UX565Fには電話録音用マイクロホンとACアダプタが付くが、 電話録音をすることがなければ、価格の高い ICD-UX565Fを選ぶ理由とはならない。
ICレコーダーの基本機能の進化は期待薄
左の紫色のレコーダーは、以前使っていたソニーの ICD-UX523。電源スイッチの接触不良が発生し引退。ソニーにしては頑張ったと思う。
ボタン配置は同一だが、割り当てられた機能が異なる。新たに購入した ICD-UX560Fのほうが求める機能に辿り付くまでのルートが直感的でわかりやすくなった。旧機種から買い換えでも違和感はなく使えている。
機能や性能面はほぼ変わらず。外観上は液晶が見易くなったことと、薄くなったが点が大きな変更点。薄くなった分、交換可能な単4形充電式ニッケル水素電池から内蔵リチウムイオン充電式電池へ変更されている。
ICレコーダーの基本機能は既に何年も前から変化していない。商品としての進化は、レコーダー以外の別の機能を付加すること。そしてデザインの変更が主体となっている。
そろそろ新製品が出る予感。などと思い、買え控えることなかれ。必要となった時に購入するのが吉。発売後にある程度期間が経過していて、余程酷いレビューが検索に引っかかなければ、それは一つの信頼性と捉えよう。
ICD-UX523は 2011年10月の発売。ICD-UX560Fは 2015年11月の発売。まさに新製品が出そうな時期であるが、購入に何の迷いもなかった。
と言うことで、昨日からソニータイマーのスタートである。