GANZOのミニポーチ、SACCHETTO2 (サケット 2) ポーチ (L)のレビュー

GANZOブランドにしては安価な価格設定の汎用ポーチ

GANZOの刻印GANZOは古くから皮革製品を扱う AJIOKAのオリジナルブランド。GANZOと言えば、使う皮への拘り方が国内でもトップクラスで、有名タンナーの革を使うメーカーとの認識が一般的。

また、ここ数年の値上げにより、他の日本製革製品ブランドと比較すると、価格的には抜きんでて高くなったとのイメージが定着しつつあるが、実際には ネット上に価格を晒していないだけで、GANZO以上の価格で販売しているメーカーは数多く存在する。

ブランド力は価格的な価値が実際あるのだけれど、現在の GANZOが送り出すアイテムについて、そのバランスが取れているかと言うと、懐疑的にならざるを得ない。現状の価格設定で是非とも購入したいと思う品は限りなく少ない。おいそれと手を出せる価格ではなくってきている。

当然、取り扱うアイテムの全てがそうだと言う訳ではなく、中には価格的に比較的入手し易い商品もある。今回はそんな商品のレビュー。

手に届く価格設定。SACCHETTO2(サケット2)ポーチ(L)

GANZOのサケットシリーズポーチの側面(ロゴ側)購入したのはこちら。SACCHETTO2 (サケット 2) ポーチ (L)。

切っ掛けは、友人が色違いのこれと同じポーチを持っているのを見て触れてしまったから。
柔らかすぎず、固すぎず、かなり乱雑に扱っても劣化することなく末永く使えそうなアイテムであったから。
銀面は、いやみなギラつきではなく、よく見るとしっかりとエイジングによるツヤが出ていた。
兎に角、サイズが丁度良かった。

と言う感じで、更に値段を聞くと、GANZOらしからぬ価格。
再販を待つこと数ヶ月。やっと手に入れることが出来た。

第一印象はひからびた雑巾のような革。平凡だけど、育て甲斐がある皮革

GANZOのサケットシリーズポーチの側面水をしぼって適当に広げたまま乾かした雑巾のような、ひからびた皮革。極端な言葉を使って一言で言ってしまうとそんな印象の革。
未使用の状態では、しなやかとはほど遠く、固ささえ感じる。

見るからに乾燥仕切っているため、このまま使いはじめて、水等をこぼしようものならシミが出来てしまうこと間違いなし。
なので、入手早々まずはクリームを塗布したい。ちなみに載せている写真は全てクリーム塗布前のもの。

こうした乾燥肌の革は、クリームを塗布することで変貌する可能性がある。また、塗布するのは一度きりではなく、はじめの 1ヶ月間は 10日程度毎にチェックし、表面がやや乾燥してきたなと感じたら、都度薄く塗り込んであげるのが良い。薄く塗り込んだクリームはゆっくりと奥深くに浸透し、しなやかさが増し、耐久性を上げてくれる。

育て甲斐のある皮革であると言える。多分成長は早い。

YKK5番の金属ファスナー。しかしエクセラではない

GANZOのサケットシリーズポーチのファスナー使われているファスナーは YKKの 5番。残念ながらエクセラではない。

ただ、金属製であることは当然として、このサイズのポーチとしてはやや広めの 5番が使われている。GANZOブランドの意地によるものか。
男性向け量産安売り型のポーチのほとんどは、幅の狭い金属ファスナー、または樹脂ファスナーが採用される。大量生産品なのか、そこそここだわりを持って作られているかを見極めるための第一歩である。

GANZOの鞄や財布に使われるファスナーエレメントの色はゴールドが多い。
個人的な、あくまで個人的な好き嫌いの話となるが、自分はファスナーのエレメントカラーはゴールドよりもシルバー(ニッケル)を好む傾向がある。自分が、ゴールドを多用する GANZO製品の購入を敬遠してきたのはこれが理由である。

ただ今回は、事前に友人の持つアイテムを十分に拝見させていただいた上で、ゴールドのエレメントと知りながら購入した。それ以上に魅力的なものと判断したからだ。
まあ、はっきり言ってしまえば、このサイズのアイテムのファスナーカラーがゴールドであろうと、気にして避けるほどの事はない。と言うことだ。これはこれで気に入っている。

プラス千円の値上げを許容するので、その代わりにエクセラファスナーを使って欲しかったと思うのは自分だけではないはず。(ボソッ

長期使用に耐えうる構造

GANZOのサケットシリーズポーチのショルダー部一般的に、ポーチはファスナーの下止の延長部分の箇所が壊れやすい。こちらの商品の場合、しっかりと 2重の革で保護され、長く使う事を前提にした構造であることがわかる。

拡大した写真を見ると革の染色具合が見えてくる。
しっかりと乾燥されいるので、染料による染色は停止していると思う。中には洗浄不足で革の表面や内側に染料が残っているような状態のまま出荷する革も存在する。敢えてそんな風に仕上げる場合もある。それらは使っていくうちに色落ちしたり色ムラが発生する。こちらはそうした心配をする必要は無さそうである。

手に入れても良いかなレベルの出来。多分後悔はしない

GANZOのスタンプGANZOブランドを良く知っている人から見れば、ブランドアイテム中、最も安価な部類であることが直ぐさまわかってしまう。逆にブランドを知らない人からすれば、ごく普通に販売されている普通の革皮製ポーチと見られる。少し複雑でやや不幸な立ち位置にある製品である。

とは言え、雑な箇所も見受けられるが、基本的な造りはしっかりしており、また革自体の成長も楽しみなことから、GANZOファン、革皮ファンであるならば十分満足できる商品ではないかと考える。

とりあえず、近年想定した以上に値上げされ、ついていくのが難しく、購入を躊躇わずを得ない今の GANZO製品の中で、手に入れても良いかなレベルの出来。




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