何と言われようとDIY用電動工具はACコードタイプ

電動工具はACコード式か充電式か

よく見かけるネット上の記事タイトルである。自分も電動工具を購入する際にいくつかのサイトに出向き、参考にさせていただいた。一つの記事では結論が出ず、何カ所もネット上の記事を巡回し彷徨った。でも、結局どの記事もそれぞれ一長一短があるところまでしか書かれていない。そして悩む。
とても参考にはなるのだけど、背中をもう一押ししてくれない。何かを購入する際にネットに情報を求める目的は、そんな一押し。

ACコード式のデメリットが出にくいDIY

コード式電動工具 リョービドライバドリルと日立インパクトドライバ今時珍しいと言われるかも知れない。左がリョービのドライバードリル CDD-1020。右は日立工機 インパクトドライバ WH12VE。いずれも自分が普段使っている工具類で、ACコード式。

業として使う限りACコード式より充電式電動工具の方が使い勝手が良い。
狭い部屋の中であっても複数人で作業する場合は、ACコードは足に引っかけやすく邪魔である。
広い敷地で作業する際、ポータブル発電機をいちいち引っ張り歩くことなど出来はしない。

一方、DIYではどうだろうか。ほとんどの場合、その作業範囲は自分の家の敷地内である。また、作業人数も大抵は一人である。こうした場所での作業は、ACコードタイプのデメリットは出にくい。

残念なことに、年々 こうした ACコード式電動工具の選択肢は狭くなっている。例えば、日立工機の公式サイトに載っているインパクトドライバは、充電式 7種類に対し、ACコード式は、この WH12VE一つだけである。
一定の需要があるものの、仕事で使う方々には充電式電動工具が行き渡っており、リピート用途も含め市場が大きいためだ。メーカーとしてその需要に応えるため、製品バリエーションを充実させるの至極当然の事である。
また、充電式電動工具が一つ購入されれば、充電器とバッテリーが流用出来る範囲で他の工具を買ってくれる確率が増えるという思惑も働いている。

ただ、押し並べて一長一短の評価が下されているのにも関わらず、ここまで極端に偏らせてしまうのはどうかと思う。

最大のメリットが最大のウイークポイント

電動工具のバッテリーと充電器マキタの 18Vリチウムイオンバッテリ用充電器 DC18RCと、リチウムイオンバッテリー BL1830B 18V 3.0Ah A-60442。このバッテリー重量は 689gもある。そして、充電器はご覧の通りバカでかい。

充電式電動工具の場合、工具本体の他、先のバッテリーや充電器を格納場所を確保しなければならない。異なるメーカーの充電式工具を購入した場合、その分、充電器やバッテリーが増えることとなる。

インパクトレンチやディスクグラインダは日立工機製、丸ノコや掃除機はマキタが好みで、ブロワはリョービ一択。などなど、メーカーを全く揃える気が無い自分にとって、充電式電動工具を選択することは、険阻な道となることが確定してしまっている。

ちなみに、工具本体よりも、バッテリーのほうが圧倒的に寿命は短い。本体は、余程無理をしない限りは 10年~20年は使える。

ケースに入れたコード式電動工具 ドライバドリルとインパクトドライバ工具は家の敷地内に格納しなくてはならない。当然、そのスペースは限られ、なるべくコンパクトに収納出来ることが望まれる。

写真は 2台のACコード式電動工具を一つの収納ボックスに収めたところ。

安全性についても、ACコードタイプが充電式を凌駕する。作業しないときはACコードをプラグから抜いておく。これが一番安全。
充電式の丸ノコとかディスクグラインダ、そしてカンナなど、いくら便利であっても、いくら安全装置が付けられていても、危なくて使う気にはなれない。

また、作業前に充電、作業後に充電、場合によっては作業途中で充電。そんな煩雑な作業が無い ACコード式電動工具は準備も撤収も速やかに行えるのもプラス要素である。

DIY用途で見た場合、メリットであるはずの充電式は逆にデメリットと化す。

何と言われようとDIY用電動工具はACコードタイプ

と、色々と書いては見たものの、これらが理にかなっていると考える人の数は決して多くはない。一応は両方使ってみた上で述べたつもりであるものの、ほとんどが後付で考えた利である。ただ、最初からわかっていたものではなく、使ってみてはじめてわかった事柄もある。それらを勘案して、今思うのは「何と言われようとDIY用電動工具はACコードタイプ」

ただし、DIYの作業環境は、人それぞれである。その環境によっては、充電式電動工具のほうがメリットがあると判断される場合もあるだろう。自分も今の作業環境でなければそうした判断を下したかもしれない。

購入する前にもう一度よく考えてみよう

結構な数の電動工具を持っている自分が言うのも何だが、実は、電動工具の出番は意外と少ない。

上の写真にあるドライバードリルやインパクトレンチなど、半年以上使っておらず、物置に入れっぱなしである。
とは言え、一年に一度程度の機会であるが、使う時はやたらと使う。手にマメも出来ないし、汗もかかない。便利な道具であることを決して否定しない。

自分は、一ヶ月あるいは二ヶ月に一つ程度、DIYで何かを製作している。そして、実はほとんどの作業は手工具で事足りてしまっている。
ネジを数本締め付けるのに、わざわざ電動工具を物置から取り出すことはしないし、数本の木の棒を切断するのに丸ノコやらスライド丸ノコを引き出すことはしない。プラスドライバーやら、ノコギリを使っている。穴あけや研削を除いて、大抵使うのは手工具だ。
そもそも手工具にしか出来ない工程もある。

DIYで使う電動工具を購入する時は、今一度よく考えてからにしよう。手工具を使ってのモノ作りは、それ自体が楽しくもある。

あれ? 背中を押してくれるはずじゃ?
一度は押させていただいたが、ほんのちょっと引き戻してみたり。悩まれよ。それもまた楽しい。






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