アシナガバチの巣の観察

投稿者: | 2016/06/11

何十年ぶりかの昆虫観察

蜂の巣 アシナガバチ(2016/06/11)洗面台の窓を開けると、なにやら怪しい昆虫が巣作りしていた。アシナガバチである。数年前にも同じ場所に作られ、巣立っていった。巣立っていった子孫であるかはわからないが、どうやらアシナガバチにとって、この場所は巣作りに適しているらしい。

写真をよく見ると、巣の上のほうの穴には、産み付けられている卵が確認できる。

昆虫の観察は小学校以来である。駆除することなくこのまま見守りつつ観察していくこととしたい。以降、このページに時々写真をアップする予定。ちなみにアシナガバチは益虫である。

春から夏へ

蜂の巣 アシナガバチ(2016/06/23)巣を発見してから12日目。午前中は雨。午後になってから晴れ間が見えてきた。PM2:00 どうやら他の 2匹は川に洗濯もしくは柴刈りらしい。下のほうの巣穴は既に蓋が閉じられている。巣はまだまだ大きくなりそうだ。

蜂の巣 アシナガバチ(2016/07/18)巣穴の蓋は中の幼虫が蚕のように自ら蓋をする。もうすぐ成虫に。

夏真っ盛り

蜂の巣 アシナガバチ(2016/08/06)巣穴の中に幼虫が見える。まだまだ増えそうだ。

そして秋

蜂の巣 アシナガバチ(2016/09/17)真ん中よりやや右下の成虫が緑色の肉団子を抱えているのが見えるだろうか。幼虫に与えるエサである。

蜂の巣 アシナガバチ(2016/10/15)秋まっただ中。日によっては最低気温が15℃を下回る。たま~~に昼間は25℃程度まで気温が上がる。今日がその日。まだ幼虫にエサを運んでいる。

蜂の巣 アシナガバチ(2016/11/19)2016年11月9日 – 気象庁によると、東京地方で木枯らし1号が吹いた。季節は晩秋から初冬へ。ほぼ毎日、最低気温が10℃を下回る。生憎とこの日は小雨。晴れた日の余程暖かい時間帯以外はじっとしている。羽根も細く萎め、手の平を近づけても威嚇することも無い。人間であればジャケットを着なければ外出出来ない程の気温。考えてみると、この子達は裸・・・。下手に飛び立ち、雨に打たれたら間違いなく帰らぬ者となる。卵が入っている穴も見受けられるが、もう孵化することは無い。今月末までには、巣は空にになる予感。

初雪

蜂の巣 アシナガバチ(2016/11/24撮影)1962年以来54年ぶりの11月の降雪。気温はなんと朝の9時で0.9度。巣がある場所は、小さな屋根の下なので雪が直接当たることは無い。まだ10匹程度が巣に取り付いている。

蜂の巣 アシナガバチ(2016/11/24撮影)夏の頃は、カメラを50cm程度近づければ、羽根を鳴らし威嚇していたのだが、気温のせいか、指で触れても無反応。ただ寒さに耐えるのみ。

蜂の巣 アシナガバチ(2016/12/11撮影)冬です。12月に蜂を見るなど生まれて初めてのこと。兎に角寒く、昼の2:00であっても、気温は10度を下回る。そのため、ご覧の通り、頭を巣穴に入れて、何とかしのいでいます。本格的な寒さは、この後にやってくる夜。
そして、これらの蜂はクリスマスを迎えることは出来ませんでした・・・。


2017年初夏

蜂の巣 アシナガバチ(2017/07/02撮影)去年と同じ場所には新しい巣は見つからず、であっても、家の回りに数匹の蜂が飛び回っているのを確認。今年もどこかに巣を作っているのだろうかと、たまたま布団を干すためにガラス窓を開けると・・・・。いました。巣は既にかなり成長していて、雄蜂も10匹程度に増えています。




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