ハシゴにする?脚立にする?それともALTA-ONE?(リトルジャイアントラダー LG-10303)

投稿者: | 2015/01/18

リトルジャイアント LG-10303大地震が起きるたびに改正される耐震基準。新耐震設計基準と呼ばれるのは1981年(昭和56年)以降である。その新耐震基準制定の遥か以前に建てられた家。内外問わず老朽化が進んでいる。毎日そこで暮らしているものだから、自分の顔のシワと同じくユックリと進むその変化には気づきにくく、いつの間にこんなところに!・・・などと言う事は珍しくない。

気付かない振りも限界に達したところで、去年はベランダ鉄骨の再塗装と玄関庇の腐った木材の交換、そして外壁のひび割れ修復を行った。が、劣化個所は次から次へと顕在化し、全くもって修復が追いつかない。

さて、家の外側の修復には高さのある個所が多く、ハシゴや脚立は欠かせない道具である。
ハシゴも脚立も手の届かない場所で作業するための道具であるが、ハシゴを使ってでしか出来ない作業、脚立じゃないと出来ない作業があり、作業内容、対象個所によって使い分けが必要となる。

両方持っていれば問題ないのだが、僕の場合、置き場所と予算の関係で2つは揃えられない。そんなこんなで探し当てたのがリトルジャイアントの ALTA-ONE。

どんなハシゴ?脚立?かと言うと..

ここでまさかの手抜き youtube 動画貼り付け。だって、画像貼り付けて説明文付けるよりわかり易いんだもん(笑

バリエーションは次の通り。

型式 脚立時最上段高さ ハシゴ時全長 重量
LG-10301 1.46m 3.31m 10.9kg
LG-10302 2.03m 4.54m 13.4kg
LG-10303 2.61m 5.75m 16.8kg
LG-10126 3.19m 6.98m 24.5kg

一番下の LG-10126は ALTA-ONEの強化版であるヒーロー M26なる製品。

我が家の場合、地表から 3.6mの高さにベランダの床が張られている。地表からベランダ床下に対し作業するには最低でも2.0mの脚立としての高さがほしい。そのため、脚立最大有効段高さ2.03mのLG-10303を選択した。ハシゴとして使った場合、最大長は 5.75mで、何とか2階窓までは届く。

また、収納した時の高さは 1.70mで、傾けることなく室内の扉を通過することが出来る。重量は 16.8kgあり、一人で担いで階段を登って移動できる限界か。

ヒーロー M26(LG-10126)はハシゴとして用いた場合、最大高さ6.98mで、家の外側から2階の窓が余裕で拭ける高さ。しかし収納高さ2.0m、重量24.5kgとなり、一人での移動は極めて困難となる。コンパクトで車載可能な業務用と言ったところか。

さて、その使用感は・・・。

最初に一言。動画のようにカシャコンッ カシャコンッと簡単に変形させることは出来ない(笑)。それなりの力と慣れが必要。

最上段高さ 2.61mの脚立としては非常にコンパクトに収納出来る。長さ 5.75mのハシゴとしては言わずもがな。これは非常に重要な事で、日本の場合、狭い土地の中に目一杯建物を建てるものだから、収納場所の確保が非常に難しい。一人で持てる重さと相まって、駐車場の片隅とか、ベランダの隅っこに置くことが出来る。

ハシゴ、脚立共に最大高さまで伸ばした状態で登ってみたが、極めて安定している。脚先のグリップも十分。

リトルジャイアント LG-10303一つ気になった点は、
部品の一部に硬質プラスチックが使われているところ。何かの拍子にぶつけてしまうと容易に破損しうる。

特に、脚立の開きをロックする最上部両側に付いているオレンジ色のノブは、折りたたんだ状態で横倒しに置くと地面に接触する。横に倒そうものなら、まず破損。アルミの削り出しで製作してほしいところ。


日本メーカーにも伸縮式のタイプはあるが、ハシゴ、脚立どちらかがオマケ的な機能。ALTA-ONEは、そのどちらも実用に耐える性能であった。質実剛健、安全第一な日本メーカーのハシゴや脚立も良いけど、DIY的には疑問符。ユニークな構造で屋根上を除く家屋外側のメンテナンスはこれ一つで事足りる。オプションの類も豊富でDIYにはもってこいの一挺。







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