JALマイレージバンクカードのステイタスの恩恵(国内線編)

投稿者: | 2014/09/28

JAL ステイタスカード

今年は空路で移動しまくったため、とうとう JALマイレージバンクカードのステイタスがダイヤモンドとなった。

で、このダイヤモンドスイタスで得られる各種サービスについて、まずはまとめてみた。

ダイヤモンドスイタスで得られる各種サービス

サービス 内容(2014年9月現在)
専用予約デスク JALグループ便を予約する際、ダイヤモンド・プレミア専用のデスクを利用できる
ダイヤモンド特典航空券 特典席に空席がなくとも、一般席に空席があれば、通常特典航空券交換に必要な基本マイル数の2倍のマイルを引き落とすことで利用可能
優先キャンセル待ち 便が満席の場合、キャンセル待ちを運賃ごとに最優先で取り扱われる
国内線前方座席指定サービス JALグループ国内線予約の際、前方座席を優先して指定できる
国内線先行予約 国内線予約・国内線特典予約の先行予約ができる
国際線機内販売事前予約 欧米線搭乗の場合、会員限定商品などを予約できる
マイルアップボーナス マイル積算対象運賃で搭乗すると、搭乗ごとにボーナスマイルがプラスされる
マイル有効期限の廃止 対象期間中は、マイルが失効しない
専用カウンターでのチェックイン JALファーストクラス・チェックインカウンターが利用できる
プライオリティバッケージサービス 到着空港にて最優先で手荷物が引き渡される
受託荷物無料許容量の優待 下記超過分の手荷物を預けることができる
・JALグループ国内線 : 通常プラス20kg以内
・JAL国際線 : 通常プラス1個 (1個あたり32kg以内)
・ワンワールド アライアンス加盟航空会社便 : 通常プラス1個または通常プラス20kg
専用保安検査場の利用 羽田空港国内線第1ターミナル、伊丹/札幌(新千歳)/福岡空港でラウンジ直結の専用保安検査場を利用できる
JAL ファストセキュリティレーンの利用 成田国際空港第2ターミナル出発の JAL国際線ご利用時にファストセキュリティレーンの利用ができる
優先搭乗 JALグループ便ならびにワンワールド アライアンス加盟航空会社便への
搭乗時に、優先的に搭乗できる
ラウンジの利用 JALグループ便での出発時に、空港内の指定ラウンジが利用できる
また、ワンワールド アライアンス加盟航空会社各社のラウンジを利用できる
国内線のクラスJクーポンのマイルでの引き替え JALグループ国内線のクラスJが利用できるクーポンをマイルで引き替え可能
その他 色々

ダイヤモンドスイタスで得られる魅力的なサービスはどれだろう

JAL ダイヤモンドステイタスカード案内

さて、JMBダイヤモンドカードが手元に届いて1ヶ月半が経過した。その間、国内線で利用した特典は次の5項目。それぞれ利用してみての感想をば……

  1. 国内線前方座席指定サービス
    • これはかなり有用。満席に近い便であっても比較的快適な席を確保出来る。(後述)
  2. 専用カウンターでのチェックイン
    • 事前に Webサイトで予約もしくは変更し、タッチ&ゴーでチェックイン。そのためほぼ利用する機会は無かった。が、空港到着後に便の変更をする際はとても役立つ。特に空港そのものが混雑していて、一般のカウンターに人が大勢並んでいる時など。
  3. 専用保安検査場の利用
    • 空港が空いていれば特に使う必要は無し。ただ、やはり夏休み中など一般の保安検査場が混雑している時や、出発予定時刻間際に空港に到着したときはとても助かる・・・場合がある。
  4. 優先搭乗
    • やや大き目の手荷物を抱えているときに有用。棚が満杯で、荷物を置く場所が無くて困る事が無くなる。ただ、自分の場合、手荷物も比較的コンパクトで、さらにギリギリまで喫煙所に籠もっていたい人なので、ほぼ利用せず。
  5. ラウンジの利用
    • ダイヤモンド・プレミアラウンジ(DPラウンジ)があるのは羽田空港国内線第1ターミナルのみ。他は共有もしくはサクララウンジとなる。DPラウンジでは、朝夕はパン、昼はオニギリにありつける。それ以外はサクララウンジと変わらない。
      羽田以外の地方のラウンジは、かなり椅子を詰め込んでいて窮屈感を否めない。
      ただ、飲み物だけは豊富。また、電源コンセントが各所に設置されているのは非常にありがたい。
      が、出発時刻が変更になるなど、時間を持てあましたとき以外は利用しなかった。

国内線前方座席指定サービスのここが凄い

JAL FUK-HND 予約画面

ダイヤモンドステイタスで得られるサービスの中で、コイツは凄いと感じたのが【国内線前方座席指定サービス】。

左は何の変哲もない JALの Webサイトでの予約画面。試しに、国内線では最も混雑する航路の一つ、週末金曜日の FUK(福岡)~HND(羽田)便を仮予約してみた。見ての通り、普通席は空席無し(キャンセル待ち受付中)の表示だ。この便はファーストクラスはあれど、クラスJ席が無い少々珍しい便だ。それはなぜか・・・興味がある人は調べてみよう。

JAL FUK-HND 予約画面

そして、これが座席指定画面。前方14席がファーストクラス。

それより後方は全て普通席扱いだ。
普通席と言っても、座席図を見てわかるとおり、座席配置が 2-4-2 で足下が広めの席となっている。クラスJそのものの座席配置である。

と言うか本当にクラスJの座席なんだけど。
にも関わらず普通席……謎(笑

30席ほどの中から選べる。ここでは 10A を仮指定してみた。
非常口の席なので、基本的には緊急時に援助をしなければならない座席。

これが国際線となると、航空会社の母国語や英語を理解できることなど、様々な条件を満たさないと使わせてくれない座席でもある。

JAL FUK-HND 予約画面

座席図の中央付近を見てみよう。

こちらは座席配置が 3-4-3 で極一般的な普通席。足下は特に広くはなく、座席の幅方向の間隔も狭い。
ご覧の通り、座席は指定することは出来ない状態になっている。

これには訳がある。
滅多に出会うことは無いのだが、数多く空路を利用していると、いつかは出会うはず。

JAL FUK-HND 予約画面

さらに座席図の後方。中央と同様に座席は指定できない。

さて、この状態で JMBステイタスを保有してない方々が座席指定画面を表示すると、中央もしくは後方の間(あいだ)席のみが指定可能となっているはず。あるいは、いきなり「現在指定可能な席はございません」と表示される。ダイヤモンドステータスだと可能であった機体前方の座席は指定出来ないのだ。

JALの場合、搭乗前日の午前 5:00から、座席指定可能な席が追加される。したがって、座席の指定はそれ以降の手続きとなる。

混雑していて、且つ搭乗日まで余裕が無い場合は、ステイタスを保有してたとしても快適な席は指定できない。その場合はやはり搭乗前日の午前 5:00以降の解放を待つこととなる。

普通席の場合、便にもよるがクラスJの一つ後ろの座席、中央と後方の間にある非常口付近の中央のスクリーンが設置してある壁の前の座席が解放席であることが多い。いずれも他の普通席よりも足下が広く、快適な座席である。ただ、これはあくまで自分の経験と感覚であり、常にそのような解放がなされるとは限らないことを承知置き願いたい。

さて、JALの場合、「国内線前方座席指定サービス」としか明記されていないが、ANAに至っては、ステイタスランク毎に座席を指定できる範囲が区分されることが Webサイトにしっかりと明記されている。

国内線空路を利用する上で JGCプレミア、JMB(JGC)ダイヤモンドステイタスサービスの最も価値ある恩恵は、この優先座席指定サービスではなかろうか。




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