小物の室内撮影環境
このブログで使ってる写真はほぼ自分で撮影したもの。カメラを使う場合もあるし、スマホを使う場合もある。
小物は大抵は折り畳みタイプの撮影ボックスを使う。
愛用しているのは、ハクバ写真産業 デジカメスタジオボックス DSB-45
室内撮影なので、照明も当てている。60W~100Wの LED電球を 3つ。
2つは固定で、残り一つは正面から手持ち。
ブログに載せる写真は平均すると 1ページ当たり 4枚程度。
機材を設置して、撮影完了まで 15分程度を目安にしている。
小物の撮影にはシンプルな雲台が良い
三脚は当然使うが、マクロレンズ主体なので、それほど大きな積載重量(耐荷重)を必要としない。フルサイズカメラにマクロレンズを取付けた状態で大抵は 1.5kg以下に収まる。
およそカメラは水平位置で使うので、サイドチルト機構は邪魔。水平(パン方向)と上下動(チルト方向)さえしっかり制御可能であれば、小型で十分。逆に自由雲台は使いにくいのだ。
写真の雲台は、SLIKのエイブル 300 ST N。
この雲台が、小物撮影にすこぶる具合が良いのだ。
クイックシューレス
世に出ている三脚の雲台にはほとんどクイックシューが付いていて、雲台そのものはイイナと思いつつも、付属するクイックシューを見て購入を断念することしばしば。
大抵はレバー式で、数年で緩みが出てくる。シュープレートも、それを固定する雲台側のレバーも同じアルミ製なので、同じように摩耗していく。雲台自体はまだまだ使えるのに、クイックシュー部分の摩耗のために雲台そのものを破棄せざるを得ない場合もある。
写真は、クイックシュー固定レバー部が摩耗して、グラついて使用できなくなった雲台。上に載せているシュープレート側も摩耗が確認できる。
で、この SLIKのエイブル 300 ST Nには、何とクイックシューが付いていないのだ。
すなわち、自分の好みのクイックシューに変更できるのだ。
普段、付属してなくて喜ぶことは滅多にないのだが、その滅多にない出会いには本当に感謝したい。
雲台へのカメラの固定はダブルナット式が採用されていて、緩むことは無い。
そのネジの先に取り付けているのはスクリューノブ式のクイックリリースクランプ。このクラスの雲台に付属するクイックシューに比べると、その信頼性は雲泥の差がある。
1ハンドルタイプの3ウェイ雲台
小物の室内撮影は、カメラを正面に置き、三脚のエレベーターと雲台のチルト機構を使って構図を取りレリーズでシャッターを押すのが基本。
斜めから撮りたい場合は、小物なので被写体側を動かせばいいのだ。
すなわち、雲台の操作はほぼチルトのみである。
そうしたことから、この 1ハンドルタイプの3ウェイ雲台は、小物撮影にピッタリと言える。
SLIKの雲台の中で最も安価
2022年7月現在、SLIKの 3ウェイ雲台の中で最も安価なのがこの エイブル 300 ST N。同社の雲台のほとんどが希望小売価格 1万円以上であるのに対し、こちらは6,400円。実際の購入価格は、4,000円+α。
たかだか室内小物撮影なのだが、これより安価な雲台だと、おもちゃっぽくなり実際に使うとなると躊躇してしまう。
多分、壊れない限り室内小物撮影にはずっと使い続けられそうな気がする。そもそも壊れなさそうなので一生……