夜間に音楽を聴きたいけれど
ヘッドホンは長時間使用すると圧迫されて頭が痛くなる。イヤホンは耳を傷める。フロアスピーカーは夜間は鳴らせない。机上のブックシェルフも同じ。
でも、音楽は聴きたい。聞き続けたい。
特に、ベッドやソファーに寝ころびながら。本を読みながら、スマホをいじりながら。
こちらは、そんな家の中での怠惰な生活を満喫するためのツール。
音質を重視か、軽さを重視するか
世に出回っているウェアラブルネックスピーカーは、音質重視の製品と軽さ重視の製品とに分かれている。
これが結構両極端で、いくら高額な製品であっても、今のところ両立するものは存在しない。
このサンワサプライのネックスピーカー 400-SP085は、珍しくもその中間に位置する製品。
勘違いしそうなので敢えて言わせていただく。あくまで中間であって両立ではない。
33mm 片側 1.5Wの密閉型フルレンジ小型スピーカーから出る音は、重低音の響きも高音の伸びもイマイチである。
けれども、軽量化を重視するネックスピーカーに比較すれば、誰でもわかるくらいには良い。
軽さはと言えば、肩に何かが乗っかっている感覚は残る。が、肩が凝る程でもない。
中途半端ではなく、自分にとってピッタリの製品であった。
また、比較的安価であることも有難い。
IPX5の防水性能
一応、雨の日の屋外や水場であるキッチンでの使用を考慮し、JIS保護等級 IPX5の防水性能を持っている。
自分の用途では必要ないが、安心感はある。
操作ボタンは防水性能を向上させるため、シリコンゴム製でやや操作感は劣る。
こちらには、小型のマイクロホンが内蔵されていて、スマートフォンに接続すれば通話も可能である。
ネックスピーカーの中では最も丈夫な製品の一つ。寝ころびながら音楽が聴ける
ところで、ウェアラブルネックスピーカーを購入するにあたり、家電量販店に何度か通った。
展示されている商品を実際に触れて、その掛け心地とか、音質を確認するためなのだが、現地へ到着してびっくり。
展示されているほとんどのウェアラブルネックスピーカーのネック部分(首の後ろの部分)が折れていて、ガムテープで補強されているのだ。
折れたまま展示し続ける店も店なのだが、どうやら、ネックスピーカー全般に言えることらしく、強度的にネック部分が弱い。
そして、このサンワサプライ製のネックスピーカーのネック部分がどのような材質となっているかと言えば、シリコンゴム製である。大きく広げても、90度に折り曲げても折れて破損することはない。
「ベッドやソファーに寝ころびながら。本を読みながら、スマホをいじりながら。」の寝ころびながらに必須な条件である。仰向けだろうが、横向きであろうが、一晩装着しながら寝ても壊れることはなかった。
ちなみに、自分は寝相が悪いらしい。
以下、自分用メモ
Bluetooth接続(ペアリング)する手順は
- ネックスピーカーが電源OFFの状態で電源ボタンを約3秒間長押し
- 起動音が鳴り、電源がONと同時にペアリングモードになる。(ペアリングモード中はネックスピーカーの動作LEDが早い白色点滅)
- 接続機器のBluetoothを「ON」にして「400-SP085」を選択
- パスキーを聞かれた場合は「0000」(ゼロ4つ)を入力
- リペアリングに成功するとネックスピーカーの動作LEDが白色に点灯