ドライブ駆動に特化した珍しいACアダプタ
タイムリーが出している UD-ACDC100NSと言う外付けドライブケースを使わず、直接 HDDに SATAケーブルを挿して使いたいときに重宝する ACアダプタである。
とても珍しい仕様で、外付けドライブ用電源として現在容易に入手出来るのは兎にも角にもこの ACアダプタのみとなっている。(探せばあるかも)
DC12VとDC5Vのマルチ出力のACアダプタ
銘板を見てお気づきであろうか。DC12V/2A DC5V/2Aのマルチ出力になっている。UD-ACDC100NSが普通に売られている ACアダプタと異なるのはこの点。
3.5インチ HDDや、内蔵ブルーレイドライブの駆動は、DC12V とDC5Vが必要となる。一般に市販されている ACアダプタは、単出力なため、そのままでは外付けドライブを駆動することは出来ない。
ちなみに 2.5インチの HDDや SSDは、DC5Vのみで駆動できる。なので、USB3.0など、DC5Vの電源が供給出来るインターフェースであれば、別途電源を必要としない。
ペリフェラルに加え、SATAコネクタ変換ケーブルが付属する
SATA電源コネクタの他、ペリフェラル4ピンでのケーブル引き回しが可能なように変換ケーブルが標準で付属する。
市販の外付け HDDケースには通常 ACアダプタが付属するが、アダプタから機器本体までのケーブルは紐のように細い。一方、このACアダプタに接続されるケーブルは、一次側(AC電源側)、二次側(DC出力側)共に十分に太い。
DC12V とDC5Vの供給出来、且つ PCに馴染みの深いコネクタ端子が準備されているので、外付けの HDDや光学ドライブの駆動以外に、例えば冷却ファンの電源としても使える。
ネットワーク機器に風を当てたい、あるいは HDDの駆動の他、冷却用のファンも同時に接続したい時など、用途は多彩でとても重宝する。何はともあれ手軽に利用出来るのが良い
手元スイッチとアダプタ本体に通電確認用LEDが付く
手元スイッチ付きである。また、電源 ON時に点灯する LEDがスイッチと ACアダプタ本体内に組み込まれている。
実際に使ってみて気になった点。
・3.5インチ HDDを駆動中、ACアダプタ本体がかなり熱くなる。起動時の電流値を考慮すれば、2台接続は避けたほうが良いと思う。
・DC12V 2A出力の他社 ACアダプタに比べ軽い。
電気用品安全法上の PSEマークが付いているので、多分大丈夫。
・安すすぎる。ある意味不安になる
用途が広いので、何かに付け使えそうな、がしかし、使わない人は絶対に使わない。
とりあえず一台置いておいても良いかな。と、ふと思ってしまった人は購入して損はない。