一眼レフカメラのセンサーは定期的な清掃が必要・・・
レンズ交換式カメラの宿命なのがボディ内部へのホコリの侵入。レンズを交換する都度にボディ内部が外気に晒されることから回避不能な事案である。
侵入したホコリの一部は、イメージセンサー(撮像素子)の表面に到達し、中にはそのまま付着し続ける輩もいる。そんな状態で撮影すると、付着したホコリが小さな黒い影となって写り込み、せっかく撮った写真を台無しにしてくれる。
なので、レンズ交換式カメラは、センサーの定期的なクリーニングが必要で、自分はそれを専門の業者にお願いしている。自分でやってやれないことはないのだが、不器用な自分は壊すのが恐くてお願いしてしまっている。基本、精密機器のメンテナンスは不得意なのだ。
汚れたイメージセンサーのまま撮影すると
実際に、汚れたセンサーのまま撮影してみた。まあ、汚れていることには後から気付いたんだけど、、
写真(写真をクリックすると拡大)の赤丸の内側に写っている黒い影がセンサーの汚れによるもの。
まあ、このような風景写真もどきであれば、それ程気にならないのだが、これが室内や、何かの物体を撮った写真だと致命的な影となる。編集で修正可能な時もあるが、大抵は撮り直しとなり、貴重な時間と多大な労力を無駄にすることとなる。
この影は、センサー自体に付着しているので、どんなアングルで撮ろうが、視野の同じ位置に同じ大きさで同じ濃さで写り込む。
厄介なことに、カメラのファインダーや液晶画面越しではこの影を確認することはできない。撮影後の編集時に気付くのだ。
イメージセンサーの清掃前後の様子
カメラにはセンサーに付いたホコリをふるい落とすクリーニング機能が付いているが、これも万能ではない。やはり、専門家にお願いし、定期的にクリーニングを行ってあげるのが確実である。
写真(写真をクリックすると拡大)は、クリーニング前の状態。何やらミミズのような形のものや、得体の知れない真っ黒な点があちらこちらに散在しているのが確認出来る。
こちらはクリーニング後の写真(写真をクリックすると拡大)。多分、アルコールを使ってホコリを落としているものと思われるが、付着していたホコリや異物が綺麗に取れているのが確認できる。流石プロである。
依頼先は、ヨドバシカメラのマルチメディアAkiba店。3階のカメラ売り場の奥に修理コーナがあり、そこで受けつけてくれる。その日のうちに完了するのが特徴で、カメラを預け、空いていれば 30分で終わる。一方、混んでいるときは 2時間以上掛かるときがあるので覚悟が必要。自分は、特段用もなくとも秋葉原へはほぼ毎週通っているので、2時間の待ち時間など苦にならない。
費用は、2017/05/06現在で税込1,080円。今回対象となるカメラボディはキヤノン EOS 6D。汚れが取り切れない場合は費用請求は無し。請求無しはありがたいのだが、その場合は深刻な汚れであることを宣言されたようなものなので、正直あまり嬉しくない。なお、今のところ、その宣告を受けたことはない。
ホコリを付着したまま放置しておくと、イメージセンサー表面に固着し、それこそ深刻な汚れとなる。費用も高くはないので定期的にクリーニングすることをお勧めする。
販売店が提供するサービスとしては、この上なく良いものだと思う。