製作後 3年経過した自作作業台のメンテナンス。鉄アングルの骨格と天板の上塗り再塗装

投稿者: | 2017/02/28

屋外設置自作作業台を使いはじめて3年経過

自作作業台のメンテナンス 3年経過のローバル塗装気付いていたのだが、今まで見て見ぬふりをしてきた。先日、作業台の小改造を計画していた折りに、そのつもりなど一切なかったのだが、注意深く見てしまった。そして発見。

ご覧のように、骨組みであるアングルのそこかしこにサビが見受けられる。工具を当ててしまい、塗装が剥げた所とか、ボルトの通し穴の内側とか。

いつものように、スルーして如何にしてこの現実から逃避するかについて考えた。きっとこのまま放置したとしても十年以上は問題無く使えるはずだ。 とか、作業台は見た目を気にするモノではない!如何に作業しやすいかだ!。 とか、

葛藤がはじまる。答えは出ているはずなので、無駄な足掻きである。そんな足掻きに飽きたところで結論が出る。てか、正直、この非効率で非生産的な頭の中の思考回路をどうにかしたい、、

自作作業台のメンテナンス 3年経過のローバル塗装と塗装無しの比較作業台のメンテナンスをやる気になった切っ掛けはこれを見たから。作業台を製作したときに使った鉄アングルの端材である。3年間、屋外に放置しておくとこうなる。

見事なまでの赤である。あまりにも綺麗な赤なので、小物を作ってクリア吹いて現状の色をそのまま固定化出来ないかと考えても見たり。一方、ローバルで塗装された作業台の骨組みは、塗装が剥げてさえいなければ、ご覧の通り綺麗なものである。

でも、塗装が剥げた箇所はいずれこうなるんだよね、、← 切っ掛けその一

これを見ると、ジンクリッチ塗料のローバルが溶融亜鉛メッキに近い防錆力を持つと言われているのも頷ける。

でも、塗装が剥げた箇所はいずれ錆びるんだよね、、← 切っ掛けその二

作業台骨格(アングル)をローバルで上塗り再塗装

自作作業台のメンテナンス 3年前の塗料(ローバル)を使う取りい出したるは、3年前に使った塗料の余り。刷毛も同様に 3年前のものだ。

再塗装する前に、作業台の骨格を洗浄。油とかホコリによる汚れではなく、雨による水垢とコケらしきものの除去に意外と手間が掛かる。タワシでゴシゴシするだけでは埒があかないので、重曹を使った。電動工具は使わず、第四種ケレンプラスアルファ。

ローバル公式サイトのQ&A(2017/02/28現在)「塗装について」に、こう書かれている。

Q33:半年以上前に塗装したローバルの上に再度ローバルを塗装して効果ある?
A:あります。ローバルの塗膜厚を増やすことで延命効果があります。塗装の際の素地調整は4種ケレン程度(水分・油分、付着物などウエス、サンドペーパーなどで取り除き被塗面を清浄にする)で可能です。しかし、海塩粒子の付着が懸念される場合は水洗洗浄などを施し、被塗面を清浄にした後塗装してください。

聞き覚えのある何時ぞやの一言「A:ありまぁぁ~~す。」が心に響く。ここは素直に信じます。

自作作業台のメンテナンス 3年前の塗料(ローバル)を使う.中身は大丈夫?3年も経過した開封済み塗料である。使えるか否か、恐る恐る再開封してみた。

ローバル公式サイトのQ&A(2017/02/28現在)「性能について」に、こう書かれている。

Q10:ローバルシリーズの使用期限は?
A:2年を過ぎても撹拌できる状態であれば使用可能です。但し、使用途中の場合は保存状態によります。※商品の保証は未開封で 2年です。

缶の底のほうも固化しておらず、多分大丈夫。知りたいことが記載されていて、中々に役立つ公開資料である。

作業台天板をキシラデコールで上塗り再塗装

自作作業台のメンテナンス 3年前の塗料(キシラデコール)を使う取りい出したるは、3年前に使った塗料の余り。キシラデコールで、色はチーク。

普段はカバーを掛けているため天板に直接雨が当たることはない。直射日光も当たらないから退色もしていない。鉄アングルの上塗り再塗装のついでである。

こちらも一応確認。キシラデコール(大阪ガスケミカル)公式サイトのFAQ(2017/02/26現在)「注意・トラブル対処について」に、こう書かれている。

Q:使用したキシラデコールの残りを保管して、後日使うことができますか?
A:使用後のハケなどの後始末は、乾かないうちに油性塗料用うすめ液でよく洗って陰干ししてください。
残った塗料を保存する場合は、缶のふたをしっかり閉め、雨水、直射日光、高温、多湿、潮風をさけて保管してください(開封後は、なるべく早くお使いください)。
塗装後に残った塗料を廃棄する時、少量の場合は、ボロ布や新聞紙などに吸収させて十分水に浸してから処分してください。
なお、多量の場合は、産業廃棄物として、廃棄業者に依頼してください。
塗料を拭き取ったボロ布などは、自然発火の恐れがありますので、十分水に浸してから処分してください。

自分に取って 3年は「なるべく早く」の範疇なので、問題無い。多分。

自作作業台のメンテナンス 3年前の塗料(キシラデコール)を使う。ウエスで塗装キシラデコールの塗り方には、刷毛を使う方法とウエス等に染みこませて塗る方法がある。自分は、後者派。手が汚れるので嫌がる人もいるが、こちらの方がムラ無く塗布できる。と思っている。

さて、塗り終わって見てみると、あまり変化が感じられない。浸透性が悪い。もしかして、3年経過して、キシラデコールの正味期限が切れたのか? 念のため、無垢の端材に試し塗りしてみた.問題無いようである。どうやら、天板の上にワークを置いて叩いたり、クランプで共締めしたりして、天板表面に圧力が加わりし、表面が固くなって染み込みにくくなったらしい。

ちなみに、この天板にキシラデコールを塗布する目的は防腐である。あまり厚く塗ると、天板にワークを乗せてクランプで力強く固定した際に色写りしてしまう。

自作作業台のメンテナンス完了

自作作業台のメンテナンス。再塗装作業台のメンテナンスと言っても、やることは上塗り再塗装である。

天板にはかなりのキズが付いているが、骨格の鉄アングル部分は上塗り再塗装することで、濃いグレーであった色はより明るいグレーとなり、製作当時となんら変わりないまでに蘇った。適時メンテナンスを行っていけば、ずっと使い続けられる物である。

ところで、メンテナンス完了した作業台を元の場所に移動する際、壁にぶつけていきなり塗装が剥げたのはここだけの話である。修復は 3年後の俺に託そう、、

今回の作業台メンテナンスの際、メーカーのQ&AやFAQが大いに役に立った。抽象的な表現となるのは致し方ないと思うが、有るのと無いのとではその安心感において大きな差がある。こうした公開資料は本当に役に立つ。

ハッキリ言って、こんな中身の無いブログ記事より余程有意義な情報が公開されている、、




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です