USB3.0ハブのノイズ対策と背面磁石交換。バッファローのセルフパワー USB3.0ハブ BSH4A08U3

デスクトップPC背面端子用USB3.0ハブ

バッファロー(Buffalo)のUSB3.0ハブ 4ポートセルフパワータイプ マグネット付 BSH4A08U3のパッケージ購入したきっかけは、デスクトップ PCのフロントパネル側の USB3.0端子が使いすぎで緩くなって使用不能になってしまったこと。

ところで、世に出ている USB3.0ハブは、USBポート数が少ないノート PCの増設が主な目的らしく、ハブに付属するケーブルは短いものばかり。デスクトップ PCの背面端子に接続し、ハブ本体を手の届く前面まで引き寄せるには、本体の他に延長ケーブルが必要となる。長いケーブルが付属する製品もあるにはあるが、選択肢は少なく、その少ない選択肢の中から選んだのがこのバッファローのセルフパワー USB3.0ハブ BSH4A08U3。

ポータブルブルーレイドライブの PC側 USBケーブル先端は、給電・データ通信用と給電専用の二叉に分かれている。
ただ、今時の製品では見かけなくなったが、少々古めのポータブルブルーレイドライブの中には、最大消費電力が 8W以上の製品が存在する。

ここで、一般的なバスパワータイプの USBハブは ポート合計 0.7~0.9Aの供給能力しか持っておらず、電力に換算するとそれは 0.9A × 5V = 4.5Wである。すなわち、先の少々古めの 8Wの電力を必要とするドライブの場合、供給電源不足に陥り駆動できない可能性が出てくるのだ。
各ポート毎に 4.5Wの出力が得られるセルフパワータイプの USBハブが必須な状況が生まれる。

バッファロー(BUFFALO) USB3.0ハブ BSH4A08U3の仕様
(2018/02/02現在)
項目 仕様
型式 BSH4A08U3
インターフェイス USB3.0/USB2.0/USB1.1
データ転送速度 USB3.0:最大5Gbps(理論値)
USB2.0:最大480Mbps(理論値)
USB1.1:最大12Mbps(理論値)
ポート端子数 4
供給電力電源 セルフパワー
供給電流 セルフパワー:4ポート計3600mA以内
(USB3.0ポート接続時・各ポート900mA)
バスパワー:4ポート計850mA以内
(USB3.0ポート接続時)
ケーブル長 100cm
外形寸法(H×W×D) 17×77×42mm
質量 約67g
ACアダプタ ケーブル長:約145cm
容量:20W
一次側電圧:100-240V
動作環境 温度5℃~40℃
湿度20%~80%(結露なきこと)

背面磁石はやや頼りない磁力。磁石の換装は効果アリ

バッファロー(Buffalo)のUSB3.0ハブ 4ポートセルフパワータイプ BSH4A08U3の背面ハブ本体の背面には磁石が取り付けられている。一見すると二本の細長いゲタの歯が磁石に見えるが、実はこれは滑り止め用のラバー。
磁石はラベルシールの裏側に隠されていた。

バッファロー(Buffalo)のUSB3.0ハブ 4ポートセルフパワータイプ BSH4A08U3の背面マグネット磁石装着されている磁石は二つ。
磁石一つのサイズが 20mm × 8mm × 2mm。

BUFFALOの公式サイトに次のような記載があった。(2018/02/02)

ユーザー様のご要望で多かったのが、側面に長時間取り付けているとケーブルの重みでズリ落ちてしまうこと。本製品はご要望にお応えして、底面に摩擦力を高めるラバーを装着したズリ落ち防止機構を備えています。

磁力は距離に関しては 2乗に反比例するので、試しにこの2本のゲタの歯のラバーを取ってみたところ、明らかにテーブル側面の鋼板への保持力は上がった。ゲタの歯の厚さ分だけ、磁石からの距離が近づき実質的な磁力が高くなるためだ。

接着する面の摩擦力がある程度見込めるのであれば、この二本のラバーは取り外してしまったほうが固定力は上がる。
ユーザーは磁力を維持しつつズリ落ちしない特性を求めているわけで、滑り止めを付けるのであればもう少し薄いシートを選んで欲しかった。

今の仕様だと、いずれにせよ保持力不足は否めない。厚みのあるネオジウム磁石を装着してほしいところ。

USB3.0ハブ 4ポートセルフパワータイプ BSH4A08U3の背面マグネット磁石交換パーツそんな具合の出来なので、自分は 15mm × 7mm × 2.5mmのネオジウム磁石に換装した。左が標準で装着されている磁石。右が換装した磁石。
標準で装着されている磁石は、20mm × 8mm × 2mmで、換装後の磁石より大きいものの、磁力は弱い。

磁石の入れ替えはとても効果があり、テーブル側面に接着してもずり落ちることがなくなった。
ちなみに、磁石は少量の接着剤のみでで取り付けられているので、端をマイナスドライバで拗れば簡単に取り外せる。取り付けはエポキシ系の接着剤を使用した。

心臓部のハブコントローラはポピュラーなGenesys Logic社製

バッファロー(Buffalo)のUSB3.0ハブ 4ポートセルフパワータイプ BSH4A08U3の内部基板USB 3.0 Hub Controllerは Genesys Logic社の GL3522(2014/1/15リリース)。ソニーのゲーム機 PS4の Motherobardに搭載されている GL3520(2011/03/24リリース)と同じシリーズの異なるバリエーションチップ。
ネットで調べたところ、QNAPの NASや、SilverStoneの4ポートハブに組み込まれているようだ。

ただ、新しいLSIチップのほうが優れているかと問われた場合、一概に YESとは答えられない。古くから存在し、現役チップであれば、その間に数々の検証行われ、相性問題も既知であるため、安定性が高かったりする。

こうした USB 3.0 Hub Controllerは、USBの規格推進団体、USBインプリメンターズフォーラム(USB-IF)に依頼し各種試験が行われ、それに合格した製品が「Certified SuperSpeed USB(USB3.0)」の正規認証品として世に出されるのが一般的である。

ポータブルブルーレイドライブで書込みエラーが多発したのでフェライトコアを取り付けてノイズ対策

USB3.0ハブ 4ポートセルフパワータイプ BSH4A08U3 ケーブルへのフェライトコアを装着コントローラ、ケーブルそしてコネクタ端子等が認証品であったとしても、それらをアッセンブリしたハブ自体にはそうした認証は存在しない。安定性や品質についてはアッセンブリメーカーに任されている。

相性などと呼ばれる互換性の問題は、組み込まれている部品ではなく、基板レイアウトやケーブルの引き出し方あるいはケーシングの作りにより発生する場合がある。それらは、メーカー設計者の腕の見せ所ではあるものの、やはり世に出ている全ての接続機器に対し試験を行うのは無理な話であり、また、接続対象の機器側の問題であったりもする。さらに言えば、設置する環境にも依存する。
致し方のない問題なのだ。こうした不具合が発生したとき、運がなかったと諦めるか、足掻くか……

そして、こに身にその致し方のない問題が降りかかった。
この USB3.0ハブに、パイオニアのポータブルブルーレイドライブ BDR-XD04J(少々古い。けれども現役として使えてます。)を接続し ブルーレイディスクに書込を行おうとすると、ことごとく失敗するのだ。

デスクトップ PCの背面 USB3.0端子から手前に引き出すことを想定した商品なため、電源ケーブルや USB3.0ケーブルは長めのものが付属している。長いケーブルはノイズを拾いやすい。特に、伝送速度が速い USB3.0などは、無視出来ない。

写真は、ノイズ対策として電源ケーブルと USB3.0ケーブルにフェライトコアを取り付けたもの。直径:20mm、長さ:35mm、内径:9mmで、以前 TVのアンテナケーブルに使う為に購入したもので、その余り物。内径に余裕があったため、二重巻きしてある。
実際の効果と言えば、あれだけ書込に苦労していたパイオニアのポータブルブルーレイドライブ BDR-XD04Jを接続してでのディスクへの書込に一切の失敗が無くなった。

不具合が確認されて、この程度の足掻きであれば効果がなかったとしても、元々余っていたパーツであり、他にも流用出来るパーツでもあるので痛みは少ないはず。と思ってやってみたら絶大な効果があった。フェライトコアの取り付けは、ブラシーボなどと揶揄される人もいるが、れっきとした有用な方法なのだ。

と、コアを取り付けて、動作確認が取れるまで髪の毛程も信じていなかったボクが言うこの言葉を信じるべきか、お悩みください。




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