レンズ内にホコリが溜まったのでキヤノンのサービスセンターへクリーニングに出す

投稿者: | 2017/11/15

写りにほぼ影響無し。でも気になるレンズ内部のホコリ

キヤノンズームレンズ EF24-70mm F4L IS USMの前玉レンズ内ホコリ

長年使っていると、いつの間にかレンズの内側にホコリが入っている。フォーカスやズームする際に内部のレンズが動き、呼吸をするが如く鏡筒内と外部との間で空気の入れ換えが起こり、それに乗じて侵入するのだ。

レンズ内部にホコリが侵入していることに初めて気付いた時は、かなり焦った。
慌ててメーカーのサービスセンターへ持ち込むものの、ほんのわずかであったため、写りには影響しない範囲とアドバイスを受けほっとした覚えがある。今現在、手持ちのレンズのほとんどにホコリが入り込んでいるが、最近では全く頓着しなくなってしまった。これは良いことなのかそれとも悪いことなのか。

写真はレンズは EF24-70mm F4L IS USMで、前玉内側に何粒かのホコリが確認出来る。が、この程度なら経験上全く問題無し。(写真をクリックして拡大)

後玉内部へのホコリ侵入は少々深刻

キヤノンズームレンズ EF24-70mm F4L IS USMの後玉レンズ内ホコリ

一方、後玉を見ると、かなりの密度でやはりホコリが侵入していることが確認された。写真ではわかりづらいが外側ではなく、全て内側に入り込んだホコリだ。(写真をクリックして拡大)

大きな前玉から入ってきた光は、この小さな後玉を通過しセンサーへと導かれる。レンズの単位面積当たりの付着したホコリが同じであったとしても、後玉は総面積が小さい分、ホコリの影響を受けやすく、特に絞り込んだ時には顕著となる。
写真のこちらの後玉は深刻一歩手前。これ以上侵入すると、写りに支障を来す。もしかしたら既に影響が出ているかも。

ホコリはレンズの下取り価格に多大な影響を及ぼす

中古としてレンズを販売する場合、内部のホコリの有無は必ず購入者からチェックされる項目らしく、バッサリと買い取り価格がカットされてしまう。

たとえば、このような状態で、秋葉原のY社へ下取りの見積を依頼すると、実際値段は付つけられないとの回答であった。
また、すぐ近くのK社へ同じように持ち込んだところ、やはりこのままの状態では中古レンズとして販売出来ず、販売するにしても清掃後となるとのこと。共に真面目な企業であることが伺える。ちなみにこの状態での買い取り価格は17,000円だ。

キヤノンのサービスセンターへ持ち込んでクリーニング依頼

キヤノンズームレンズ EF24-70mm F4L IS USMのレンズ内ホコリ清掃費用

メーカーのサービスセンターへ持ち込んでみた。
修理にしろクリーニングにしろ技術料は一律(レンズによりほぼ決まっているらしい)取られてしまう。そのため本来ならば他の部位が故障した際、ついでにクリーニングを依頼した方が費用の節約となる。でも今回ばかりは深刻一歩手前の状態なので、割高覚悟でキヤノンのサービスセンターへ持ち込んだ。あえて、他の部位が故障するのを待つことはしなかった。

レンズを修理に出す際、その深刻度にもよるが、大抵は10日ほどで完了する。予定日(今回の修理完了予定日は11月16日)よりも早めに完了した時は電話連絡がある。11月4日の夕刻に持ち込み、修理完了の電話が11月11日の昼にあった。実際に引き取りに行ったのは11月13日である。(写真をクリックすると修理費用明細を表示)

クリーニングでバラした際、気付いたところは調整やら劣化した部品の交換も同時に行ってくれる。
一方、任せっきりにした場合、修理費用に際限が無くなり莫大な額を請求される可能性があるのでは?と疑問が生じるが、持ち込む際に修理費用の上限の申告が出来る。と言うか必ず聞かれる。申告した費用より掛かる場合は修理する前に電話で相談があり了解を求められる。一方、申告した費用に収まる場合は、連絡無く修理が続行される。
今回は、最悪のケースであるレンズ交換の可能性も考え、少々高めの 26,000円で申告。余談になるが、レンズが痛んでいて交換が必要となった場合、群単位での交換となる。前玉、後玉は他に比べて非球面など特殊なレンズが使われている可能性が高く、交換を要する場合、それなりの費用を覚悟しなければならない。

そして今回、ご覧の明細書の如く、とりあえずレンズ交換の必要は無かったらしい。一方、こちらでは気付かなかった(上の後玉を撮った写真にはしっかり写ってる……)マウント部のラテックス交換が実施され、その部品代が加算されている。
ちなみに、今まで過剰な修理やメンテナンスはされた事は無く、ボッタクリの心配は多分無用である

ホコリの侵入対策として

構造上、ホコリの侵入はゼロには出来ない。
そうした中、写りへの影響の可能性が大きい後玉内部へのホコリ侵入を如何に少なくするか。これが最も注意すべき点。

日常のレンズメンテナンスの際、後玉をレンズ内部側に凹ませた状態でエアブロアーを掛けてしまうと、その空間にあったホコリが奥深くに押し込まれ内部への侵入に繋がる。エアブロアーを掛けるときは、必ず後玉レンズをなるべくボディ側に移動させた後に行うのが望ましい。

また、ズームリングを回すことで前玉が前方に大きくせり出すタイプのレンズは、畳む前にせり出した鏡筒の表面に付着したホコリを取り除くこと。ホコリが付いた状態で畳んでしまうと、やはり内部への侵入原因となる。
これらは、クリーニングに出す際にいつもアドバイスいただく事柄である。

サービスセンターへ行ったときに、もしも他の顧客が少なければ、是非色々と質問してみてほしい。窓口の方から修理にまつわる色々な話を聞かせてくれる。カメラを趣味にしている人にとっては、いつまでも聞いていたいと感じる内容のはず。目から鱗レベルの中身の濃い内容。ただし、窓口の担当の方や他の顧客に迷惑が掛からない範囲で……





コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。