マンフロットのビデオ雲台MVH500AHのパン棒を切断して自分好みの長さに

ビデオ雲台を一脚で使うと長いパン棒が邪魔になる

マンフロットビデオ雲台MVH500AHのパン棒500HLVマンフロット(Manfrotto)の MVH500AHは安価ながら必要十分な機能を有した入門用ビデオ雲台。自分は、この雲台をシルイ(SIRUI)の自立一脚に取り付けて使っている。
自立一脚の中では最も安定度が高いと言われているシルイ(SIRUI)だが、やはり所詮は一脚である。三脚のように軽く手を添えただけでは十分な保持が出来ない。片側の手で一脚をしっかりと握る必要があるのだ。

ただし、この片方の手で保持しながらの撮影は簡単なようでかなり難しい。パン・チルトすると、長いパン棒が邪魔で一脚を支えている腕が伸び切り、無理な姿勢となってしまう。また、パン棒の先端が体に触れてブレてしまうこともある。

こうした失敗を何度か繰り返していくうちに、一脚でまともな動画撮影が果たして出来るのか、などと後ろ向きな疑問を持つようになってしまった。とは言え、大きな三脚や雲台をそう易々とは持ち出したくはない。

そもそも一脚を購入したのは、手持ち撮影の困難さからの脱却が目的であった。3脚と比べるのが間違いなのである。
と気を取り直し、色々と考えた末、パン棒を短く切断し、体を一脚に近づけて支えれば多少は操作性が上がるのでは、との考えに行き着く。

幸いなことに、超重量級レンズは使わないのでパン・チルトする際の操作抵抗は低めに調整されていて余裕がある。もう少し操作が重くとも問題にならないくらいには。
と言うことで、パン棒切断に挑戦。

注意点と言えば、三脚座が付く大型レンズは、雲台に取り付けた時、ファインダーの位置が後ろに来る。そんなシチュエーションだと短いパン棒は逆に使いづらくなってしまう。大型レンズを使う方は、切断長さを控え目に。

ビデオ雲台MVH500AHのパン棒を好みの長さに切断

マンフロットビデオ雲台MVH500AHのパン棒500HLVグリップの取り外し切断するに当たり最も心配したことは、パン棒のグリップがパイプに接着剤で固定されている可能性があること。接着されていたとしても、隙間からパーツクリーナーなどを流し込んだり、コンプレッサエアを送圧するなど、工夫すれば取り外せるのだが、やや煩雑な作業となる。また、無理に取り外そうとすれば、グリップの再利用が出来なくなってしまう。

まずは、接着されていないことを祈りつつ、石けん水をパン棒の金属パイプとゴム製グリップの隙間に流し込み、ググッと力を入れねじりつつ引っ張ってみた。

えと、あっけなく抜けてくれやがりましたヽ(‘ ∇’ )ノ

心配していた接着剤は使われていなかった。ちなみに、パン棒の金属パイプは、外形 13mm、肉厚 1.0mm程度。
また、パイプ先端にはグリップに挿入し易くするためか、幅広の面取りがされていた。

マンフロットビデオ雲台MVH500AHのパン棒500HLVの切断と先端の仕上げさて、どの程度短くしようか。パン棒の長さが 36~37cm。実際には途中が曲がっているので、実長としては 34cmだろうか。

トルク=長さ×力。チルト・パン回転軸中心からの距離ではないので、正確な数値ではないが、概ね 34mmほどカットすれば 1割増し、68mmカットすれば 2割り増しの力が操作する際必要となる。

左がカットした直後の切断面。かなり古い錆びた金ノコを使ったため、切断面にはそのサビが付着している。が、これは後に紙ヤスリで仕上げれば問題無い。そして、右側は切断した先端をその紙ヤスリで仕上げたもの。

マンフロットビデオ雲台MVH500AHのパン棒500HLVの切断工具等準備する道具は、金ノコと #200程度の紙ヤスリ一枚。切断相手がアルミなので、これで十分。先端の仕上げ作業も極簡単で、切断作業と合わせて数分で完了。
なお、パイプ先端の面取りのコツは紙ヤスリをパン棒に当てて動かすのではなく、パン棒側を回しながら動かすこと。グリップを被せ隠れてしまうのでそれ程丁寧に仕上げる必要は無い。

マンフロットビデオ雲台MVH500AHのパン棒500HLVの切断長さと言うことで、まずは30mmほどカット。接着剤を使う必要が無いことから、少づつ切断する分には何度でもトライ出来る。逆に一気にカットしてしまうと、取り返しの付かないこととなる。自分は臆病なので、まずは控え目に…(汗
ちなみに、このパン棒は部品として購入可能で、型番は 500HLV。2000円以下で購入出来るので、追加購入し、複数の長さのパン棒を製作するのも有りだと思う。

切断に際し特殊な工具は必要とせず、金ノコと紙ヤスリだけ。ホームセンターで購入出来、費用にして200円程度だろうか。部品は全て再利用可能だ。
一脚でこの雲台を使う人は、是非トライしてみてほしい。数センチカットでもの凄く操作が楽になる。

マンフロットMVH500AHのパン棒500HLVのクランプノブボルト抜け止めOリングをワッシャーに交換

マンフロットビデオ雲台MVH500AHのパン棒500HLVのクランプノブボルト抜け止めOリングをワッシャーに交換ところで、MVH500AHのパン棒クランプノブ固定用ボルトの抜け止めには Oリングが使用されている。Oリングの使い方としては正しくないため、ナイロン製の抜け止めワッシャに入れ替えた。

この Oリングは、雲台からパン棒を取り外した状態で保管・持ち運んでいるうちに、いつの間にか無くなっている部品。鞄の中のどこかにあるはずなのに、出てくることは稀である。異次元に繋がっているアイテムボックスの如く、闇の中に消えて無くなっている。

マンフロットビデオ雲台MVH500AHのパン棒500HLVにナイロン製ボルト抜け止めワッシャーを取付クランプノブボルトのサイズは M6。通常、抜け止めワッシャも同サイズを組み込む。けれども、M6用抜け止めワッシャを使った場合、外径が13mmで抜け止めワッシャの外周部とクランプ内周部が接触してしまう。接触したままクランプボルトを緩めると、抜け止めワッシャがクランプと一体となってしまうため、ボルトだけが抜け落ちてしまう。
仕方なく、外径 12mmの M5用の抜け止めワッシャを使うことにした。仕方なく使ったつもりが、ナイロン製なので何の違和感も、何の問題もなく組み付けることが出来た。
まごうことなく外径 12mmの抜け止めワッシャを購入すべし。

これでクランプボルトが外れて、鞄の中に部品が散在することが無くなる。ナイロン製抜け止めワッシャは目立つ白が良い。




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“マンフロットのビデオ雲台MVH500AHのパン棒を切断して自分好みの長さに” への2件の返信

  1. はじめまして。私は701HDVを使っていて、カメラでファインダーを覗いて撮影する際に、パン棒が長くて体に当たってしまい、撮影に集中できない悩みを持っていました。検索してこちらのサイトを訪問させていただきました。丁寧でわかりやすい解説をありがとうございます。さっそく私も後追いさせていただきました。最初グリップがなかなか抜けずに、もしかしたら私のは接着してあるのではと心配しましたが、頑張って石鹸水を隙間に流し込んでみたらあっさり抜くことができました(笑)

    • 飛梅さん、はじめまして。
      コメント有り難うございます。

      701HDVをお持ちとは羨ましい。欲しかった雲台でしたが、時既に遅し。ディスコンとなっていて購入出来ませんでした。
      コンパクトで重量も MVH500AHに比べ1割ほど軽い。カウンターバランスグラフを見る限り、実は積載重量は同じであったりします。

      パン棒切断で一番の難関は、グリップの引き抜き。言われます通りグリップが接着剤で固定されているか否か。これで作業性がかなり異なってきます。

      701HDVを現役で使用されている人はかなり多いと思います。飛梅さんの、701HDVのグリップは接着剤が使用されていないとのコメントは、そうした方々への貴重な情報(多分、トライしようと思っている人の一番ほしい情報)となるに違いありません。
      多分、きっと。

      記事の追加や更新はかなりスローペースではありますが、今後ともよろしくお願いいたします。

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